08.12.10(水)

 本日の朝刊各紙県版で、自民党県議団選挙対策プロジェクトチーム(PT・10人の委員で構成・座長 鈴木良紀議員会長)の動向が伝えられている。報道によると、① 民主党推薦で出馬の意向を表明している白石真澄氏(50)御本人から、12/6 自民党への推薦依頼があった。(千葉日報ほか) ② 公明党県本部から(自民党県連へ)「白石氏を選考対象としてほしい」との要請があった。(朝日、毎日、東京ほか) ③ 白石氏の出馬を巡って自民、民主、公明の「3党相乗り」の可能性(毎日) これらを受け自民党PTは9日、白石氏を推薦するかについて協議。大半の出席者が「反対」で、推薦を見送る方針を決定。結局、候補者決定に至ることができず、今後の対応を県選出自民党国会議員団の判断に委ねるという。(各紙) いずれにせよ、PTは大きな判断を行った。ここしばらくは目が離せない状況である。アンテナを高くし、情報収集にあたりたい。
 一昔前まで、知事をはじめとする地方の首長は日本共産党を除く相乗りの選挙が主流であった。国政レベルでは喧嘩しても、県(=地方)レベルは別という考え方があったと思う。果して自民党県連で最高意思決定機関の国会議員団会議は、「3党相乗り」を選択するのであろうか。解散総選挙を控え、状況はますます複雑化している。
 私は最終的には党の決定に従うが、公認や推薦の基準は ①、勝てる候補者かどうか。 ②、基本的政策について概ね一致できるかどうか、の二点と考える。特に②の政策論が大事である。現在、国も地方も予算編成作業の真最中である。地方議員の私から見て、民主党が道路特定財源の「暫定税率」分について「廃止」の立場である以上、政策の隔たりはあまりに大きいと考える。事実、民主党県連はH20年度県当初予算に対し、国政と連動する形で反対したのである。堂本知事でさえ、暫定税率の廃止により県が324億円、市町村分で188億円の歳入欠陥になるとして、暫定税率維持を支持したのだ。まさに、自公連立与党が協力し、地方財政を守ったとも言えよう。知事候補を考える際、こういった基本政策をまず第一に整理しなければならない。
 9時、ホテルプラザ菜の花をcheckout して県庁へ。議会図書館はじめ庁内で情報収集。11時、千葉を出て印西へ向かう。12:15、木下の柏屋で印西RC例会。13:30、事務所にもどり仕事。しばらくの間不在であったため、膨大な書類・資料が溜まっておりその処理に悪戦苦闘。スタッフとスケジュール調整。16時、市内を廻る。
 18:50、市役所で消防団会議。H21年度新消防服導入に向け、様々な角度から検討する。20時、事務所にもどり仕事。近日中に更新予定のHP原稿作成。本日は休肝日。
 山本峯章+村上正邦+佐藤優 「『情』の国家論」(光人社・1,900円)を読む。保守政治家として確認すべきことが、しっかりと書かれている。モノ・カネ一辺倒で技術論ばかりの政治から、志の高い政治へ向かわねば、この国は崩壊してしまう。(もちろん、千葉県も!!) 日本の伝統・文化を確認しつつ政治を行うことが、何よりも大事であろう。現代世代の欲望の表明や思いつきの意見は、所詮底が浅い。
by takinowa | 2008-12-10 22:38


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