08.11.27(木)

 一昨日(11/25付)、私がブログに書いた印西牧の原の大型SC「BIG・HOP」観覧車事故に対して、大きな反響があった。多くのメールやFAXが寄せられ、そのほとんどが施設管理会社の姿勢への批判であった。「地元軽視も甚だしい。以ての外だ」とか、「一歩間違えたら、大事故につながっていた事を反省すべきだ」・・・等々。どれも御尤もな指摘である。先日も書いたが、マスコミによる真相究明を待ちたい。
 一日事務所で仕事、情報収集。18時、船尾地区自民党関係者と意見交換会。北千葉道路、国道16号バイパス、圏央道・・・印旛・北総地方のインフラ整備や道路特定財源の一般財源化問題等についてお話しする。勉強会終了後、忘年会。21時、帰宅する。
 麻生総理は昨日、ガソリン税、自動車重量税などの暫定税率を一般財源化しても維持する考えを表明した。いよいよ、おかしなことになってきた。そもそも、道路特定財源は道路建設のための目的税である。私は、マスコミの言う「道路族」ではないが、あまりに不合理・不条理な話だ。どう考えても、目的税を一般財源化するのは筋が通らない。目的税である限り、その目的が達成され、税の役割は果たされたならば廃止するのが当り前である。一般財源化は決して許されない。
 香山リカ著「プチナショナリズム症候群 若者たちの日本主義」(中公ラクレ・714円)を読む。ワールドカップ・サッカーや郵政民営化選挙など、マスコミ世論が誘導するこの国の空気に、私は言い知れぬ違和感を覚えた。なぜ、国民があれだけ熱狂するのか、不思議に感じていた。親子、家族、共同体、社会の絆がとことん解体し、「個」と「私」の時代を迎えたこの国で、何ゆえ「ニッポン」コールなのか。自分はかなりへそ曲りかと思っていたが、著者も似たようなセンスを持ってこれらの現象を眺めているに違いない。
by takinowa | 2008-11-27 23:51


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