08.10.27(月) 26年ぶり安値・日経平均7162円90銭

 東京株式市場日経平均がバブル崩壊後最安値をあっさりと更新し、26年ぶりの安値水準となる7162円90銭を記録した。国際的株式市場の乱高下と円高が収束するまで、当面政治空白は許されないという輿論も高まりつつある。まさに現状は、世界的信用不安が恐慌へと向かう危機にあるのだ。今、わが国の経済的国際貢献が問われている。政局論議を後回しにし、小泉・竹中路線の見直しも含め、与野党が協調し「政策総動員」体制でこの難局に臨まなければならない。
 午前中、会社の仕事。11時、事務所に出て仕事。午後、「たきた敏幸・県政レポート第5号」の最終校正。15時から来客の対応。夕方、激しい雷雨057.gif。まさに、わが国の経済情勢同様に風雲急を告げるようであった。
 17:40、千葉ニュータウン中央駅頭で街頭演説会を行う。北総鉄道の高運賃是正に関する実川幸夫代議士と私・滝田の政治的取組みと今後の展望について、約2時間半演説する。たくさんの通勤・通学の市民の皆様から、「北総線運賃値下げに向け、ガンバレ」といった激励の言葉や、「現時点はどのような状況か?」あるいは、「たくさんの署名も集まったし、国政・県政への働きかけを強化して欲しい」・・・等々の御意見・要望も寄せられた。確かな手応えを感じた。今後、機会を見て街頭活動を積極的に展開していきたい。20:40、NT中央駅前の「王将」で夕食。スタッフと共に、餃子(250円)、かに玉(420円)、レバニラ炒め(420円)、五目そば(550円)・・・を食す。22時、帰宅する。
 藤原正彦著「数学者の休憩時間」(新潮文庫・476円)を読む。藤原氏の文章は、数学者としての論理を徹底的に詰め、その究極に「情緒」の深淵を見据えている。まさに、科学の果てに、人間の有限性と不完全性が存在することを、藤原氏は宣言する。別の言葉で言えば、人知を超えた世界を確信している。まさに、理性の果ての側からの根源的近代批判でもある。ただ、藤原氏がいささか、実存主義に接近しすぎているのではないか、と思わなくもない。しかしながら、氏の「真正保守」の思想に私的には心底から共感を覚える。明らかに、今流行の薄っぺらな「右・思想」とはレベルが違う。
by takinowa | 2008-10-27 23:31


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