08.07.05(土) 第59回印旛郡市民体育大会・総合開会式

 各地で今年の最高気温を記録。午前中、地元市内を廻り地域経済について考える。
 私も少なからず関与しているNPO・いんざい水の郷ネットワークの手賀沼舟運や木下駅南骨董市に、レトロな空気を求めて大勢の観光客が訪れた。特に骨董市には約70店舗が出店し、県内随一の規模と評価されるようになっている。それ自体は嬉しいことである。一方、県内屈指の流通銀座となった千葉ニュータウンのイオンモールはじめ巨大SC(ショッピングセンター)群には桁違いの消費者が押し寄せている。都市機構の言う「街の賑わい」と同時に、当然そこには「生き馬の眼をぬく」市場競争の世界がある。
 先日、私は県議会で「中心市街地活性化問題」を取り上げ一般質問を行った。問題の本質は、サスティナブルなまちづくり、地域経済と共同体の再生である。議会答弁で堂本知事は「商業者の地域貢献」に関連し、「大型店と商店街との共生」といった内容のことを語っていた。私は答弁を聞き正直、「地域経済の何たるか(現実)を、全く理解されていないな」と感じた。いずれにしても、それぞれ「市場競争の原理」と「共同体の原理」と、拠って立つ経済原則が異なっているのだ。片や弱肉強食・優勝劣敗の世界で鎬を削る大資本、片や地域の人間関係や互助精神で商いをする商店街。これは分かりやすい喩えで言えば、同じ檻の中でライオンや虎などの猛獣と猫や野ねずみ、うさぎ、羊などの小動物を一緒に飼う、といった類の話である。そもそも、90年代日本の急激な規制緩和が中心市街地の空洞化をもたらしたのだが、現時点で知事が考えるような「大型店と商店街の共生」などありえないのだ。今、大事なことはボーダレスエコノミーや新自由主義といった市場原理に晒され、崩壊の危機にある地域経済と共同体を、政治がいかに救い再生させるかということだ。明後日の県議会商工労働常任委員会でも、こういった考え方のもと積極的に発言してまいりたい。
 12:40、印西を出て酒々井町へ向かう。14時、プリミエール酒々井で行われた第59回印旛郡市民体育大会(主催・印旛郡市各市町村、印旛郡市体育協会)に来賓出席。過去この大会で、我が印西市は佐倉市の33回、成田市の15回に次ぐ8回の総合優勝を果たしている。(成田市体協はS60年に印旛郡市体協を離脱) 各競技を通じて、市町村代表選手同士の友好を深めていただきたい。15:15、政務で成田市方面。16:30、印西にもどる。事務所で仕事、情報収集。
 いよいよ明日6日、印西市長選の告示を迎える。自民党印西支部としても、現職の山崎市長再選に向け万全の態勢で勝負に臨む。色々な噂も飛び交うが、油断大敵。桶狭間の今川義元の例もある。最後の最後まで、総力で戦いぬくつもりである。
by takinowa | 2008-07-05 18:41


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