08.04.21(月) 道路特定財源の一般財源化に異議あり!

 先週発行した「県議会リポート・第3号」を、ポスティング等でかなりの選挙区有権者に配布することができた。電話やメールで数多くの意見が寄せられてきている。「北総鉄道の高運賃是正問題に対する滝田県議の主張(公平な受益者負担、応分の負担・・・)は分かりやすい理屈だ。今後もガンバレ!」とか「政治の力で高運賃問題を解決しようとする意志が伝わってきた」といった内容の御意見もあり、私としても勇気づけられる。今後も千葉県の課題解決のため政治活動に邁進するとともに、広報活動をより強化していきたい。(選挙区外の方も、HPに「県議会リポート・4/20(1)(2)」をアップしましたので、是非御覧ください)
 田中森一×佐藤 優・著「正義の正体」(集英社・1,500円)を読む。田中氏が上梓した「反転・闇社会の守護神と呼ばれて」は昨秋読んだが、内容の凄さと面白さにただただ圧倒された。しかしながら、その時は著作から田中氏の国家観や哲学を感じ取ることはできなかった。今回、佐藤優との対談で、田中森一さんの真面目な人間性がよく伝わってきた。内容的には、東京地検特捜部の「国策捜査」や「国策不捜査」の実態と内在的論理、検事と外交官の情報術、勉強術等々実に興味深い。また、もう一度「反転」についても読み直してみようと思った。
 さて、新年度を迎えてからも国会は混迷の度を深めている。与野党で「道路特定財源の一般財源化」について神学論争を展開中だ。ただ、福田首相の方向転換でこの「一般財源化」は政治の大きな流れとなった。政界全体が即ち自民、公明、民主、社民、共産が一般財源化で足並みを揃え、大合唱を始めている。この状況は何かに似ている。郵政民営化支持の国民的熱狂を、私は思い出す。結局、理性的な議論もされず、問題山積となった。恐らく今回も、同じである。「郵政民営化」の時と同様に、「一般財源化」の流れにあえて逆らうことは相当覚悟がいる。しかしながら、私は沈黙しない。発言する。
 まずもって、民主党の主張する「暫定税率の廃止」は正気の沙汰ではなく論外。ポピュリズムの極致で、無責任至極。問題は政界全体(国民新党を除く)の流れとなった「一般財源化」である。このブログで何度も指摘したが、道路特定財源は道路建設のために、受益者負担を原則として設けられた目的税である。政府と国会が「国として道路建設をする時代が終わった」と判断するのであれば、受益者負担原則で制定された目的税である道路税制は廃止するのが筋である。国は国民を騙すようなことをしてはならない。とにかく、この道路税制で入ったカネを一般財源化して政府(財務省)が勝手に別の用途(軍事、福祉、教育・・・)へ転用することは、国民への背信行為である。重ねて言う。道路税制そのものを廃止すべきである。どうしても、国家として財源が必要というのであれば、ガソリン税などの道路税制を廃止し、新たな「税」を国民の納得の上で導入すべきなのである。まさに、「税」は厳密であるべきで、政治による転用は断じて許されない。
 また、最近一部の不心得者か不注意かわからないが、マッサージ機やカラオケ、温泉旅行・・・国土交通省所管の公益法人による道路財源の使途に問題があったと報道されている。以ての外であり、公務員の綱紀粛正という視点で厳正に対処し是正されるべきである。だがこれをもって「公共事業無駄論」が世論となり、「やめてしまえ!」というのは極端な感情的議論である。いずれにしても、「一般財源化」は財務省の財政再建至上主義の借金返済スキームに今後必ず組み込まれるであろう。自民も民主も2011年の「プライマリーバランス(基礎的財政収支)」の黒字化をマニフェストに掲げている。結局は財務省支配が強化されるだけである。これでいいのだろうか。菅直人氏や一部マスコミは面白おかしく公共事業を「道路利権」と決め付け囃し立てる。日本が景気後退局面に入っても、なお公共事業を否定し続けるのであろうか。「国土の均衡ある発展」といった論点やマクロ経済政策を含め、今冷静な議論と再検討が必要と私は考える。
 午前中、後援会役員宅を訪問。13時、印西市役所で情報収集。14:30、事務所で仕事、来客の対応。19:30、スタッフと木下で食事。23時、帰宅。
 
by takinowa | 2008-04-21 20:27


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