07.10.27(土)

 午後、台風20号の北上にともない大荒れとなった。韋駄天の如く、時速85㎞というスピードで千葉県にも急接近した。風雨が治まるのを待ちたい。
 一日事務所で書類整理。千葉県商工労働部から送られてきた大型店「地域貢献ガイドライン」関係の資料を精査する。このことについても、自らの政治理念と経済哲学に基づき論陣を張っていきたい。
 昨日、前世界チャンピオンの亀田興毅選手が謝罪会見を行った。父親の史郎氏が出席しなかったことに対し様々な批判があるものの、世間的には騒動の鎮静化に向かうと思われる。二十年以上前から大衆批判を展開する評論家の西部邁氏は、マスコミ及び知識人をまさに大衆の典型と評した。今回の騒動も、マスコミが作りだしたホットな「話題」であり、ワイドショーの視聴率向上や雑誌の販売部数を伸ばすための手段であったに過ぎない。大衆が飽きれば、「話題」も過去のものとなる。ただそれだけのことである。思い起こせば二ヶ月前、マスコミの集中砲火を受け餌食になったのは安倍晋三前首相である。蟻地獄に落ちたかのように、何を発言してもマスコミ報道のリンチから逃れることはできず、支持率低下地獄の中で炎上し辞任した。
 多分、マスコミの次なるターゲットは防衛省・守屋前事務次官であろう。国会も本人の釈明を聞く前に、証人喚問を早々に決定した。恐らくマスコミ世論を意識してのことだ。TVに出演するコメンテーターも、元高級官僚のスキャンダルに対し週刊誌並の発言をするはずだ。東京地検特捜部も手ぐすねを引いているに違いない。三権に対しマスコミは、その上をいく第一権力の座をいよいよ手中に収めつつあるのかもしれない。
 話は変わるが、ニュースキャスターと言われる古館一郎やみのもんた等々の評判が、少なくとも私の周りでは悪い。何人もの方から「数億の所得があるアナウンサーが、弱者の目線に立てるわけがない」といった意見も寄せられてきている。また、痛ましいニュースを読み上げ「何ともやりきれない思いがします」と言った直後に、何事もなかったように晴れやかな表情となり「次はスポーツです」などと言われたら、私もがっかりする。
by takinowa | 2007-10-27 20:09


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