07.09.30(日) 佐藤優との勉強会

 0:40、帰宅。昨日、夕方から心友・佐藤優氏と東京国立市で勉強会。鈴木宗男著「闇権力の執行人」(講談社)、エドマンド・バーク著・水田洋訳「フランス革命についての省察」(中央公論社)をテキストに保守思想を学ぶ。また、「政局と国体」についても突っ込んだ意見交換ができた。
 安倍政権崩壊に対して、私からは「高い支持率の小泉政権後、安倍首相はどういう役割とキャラクターでまっとうすべきかをわきまえていなかった。自己の力量と個性の見極めが甘い」との分析を話した。佐藤からは政策に関し「安倍総理は新自由主義と公平配分(利益再分配)との間でどちらにもハンドルをきりそこね、小泉政権時代のような「劇場型政治」の手法も活用できず崩壊した」との分析を聞く。いずれにしろ、わが国の政治では新自由主義的傾斜配分路線と社民主義的公平配分路線とのバランス(平衡)が、政治理念や政策で模索されなければならない。さらに、マスコミの言葉遣いについても議論する。「ばらまき」、「改革」、「小泉劇場政治」・・・。定義付けもいい加減なまま、イメージだけを流通させるマスコミ自体が、まずもって改革の対象に違いない。「小泉劇場」の演出を担ったマスコミが、何を今さら「格差社会」や「小泉型劇場政治からの転換」を語る資格があるのだろうか。
 勉強会終了後、ロシア家庭料理・「スメターナ」(国立市東1-7-5 弥生ビルB1 042-574-2277)で夕食。最高に美味な料理を食し、ウオットカも相当量を摂取。是非、お勧めしたいしたい名店である。経営者の星野和子さんの人柄も実にアットホームでいい。
 佐藤の話では、11月に文庫版「国家の罠」(新潮社)が出版されるとのこと。そのなかで、文庫版解説(あとがき)に不肖私・滝田が登場するという。今から楽しみである。22時過ぎに国立を出て、印西へ。実に有意義な時を過ごすことができた。
 7時、起床。降雨で、印西市少年野球大会が順延となる。8:30、印西市役所で消防団幹部会議。9:30から分団部の機械器具庫点検。永治地区を担当する。12:30、終了し役所で会議。13:30、六軒の「ほまれラーメン」で反省会。消防団本部役員と意見交換。清酒を相当量摂取する。20時、帰宅。そろそろ休肝したいと思う今日この頃である。
 明日、いよいよ郵政が民営化される。このことについても、ブログ等でしっかりとした見解を述べていきたい。
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by takinowa | 2007-09-30 07:45


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