午前、事務所で仕事。
13時~14:45、印旛沼北地区・県管理旧長門川と周辺の排水状況を視察。印西市土木管理課長・藤崎さん及び印旛沼土地改良区理事・小川利彦氏にも立ち会っていただく。
戦後の国策=食料増産のため実施された印旛沼干拓(土地改良事業)。沼から農地(水田)となった面積は約6,000ha。あまりにも広大であったため未登記の国有地も残されていた。本日視察した水路(どう見ても現況は河川だが・・・)は平成30年から印西市へ移管されたとのこと。
印西市では旧長門川と周辺水路との水位差について調査するとのことであった。印旛土木事務所と調整が必要ならば積極的に関与して参りたい。
15:15、事務所にもどり仕事。
19時、帰宅。夜、読書。
22時、テレ東WBS(ワールドビジネスサテライト)を見て御終い。
佐藤 優 監修「 地政学入門 」(学研・1,480円)を読む。ロシアによるウクライナ侵攻の地政学的知見ほかを学ぶ。以下、MEMO。
<「地政学」と云う言葉は、ルドルフ・チェーレン「生活形態としての国家」(1916・スウェーデン)で初めて登場。・・・カール・ハウスホーファー「生存圏」の概念がナチスの御用学問となり、侵略政策を合理化・正当化・・・>
<ハルフォード・マッキンダー「デモクラシーの理想と現実」で世界を6地域に分類。ユーラシア大陸+アフリカ大陸を「世界島」と呼ぶ。ユーラシア大陸の中心部「ハートランド」(ロシアの領域)。ランドパワー理論:「東欧を制する者がハートランドを制し、ハートランドを制する者が世界を制する」と主張>
<米海軍士官のアルフレッド・マハン「海上権力史論」。ランドパワー(大陸国家:露、中国・独・仏など)とシーパワー(海洋国家:米、英、日など)。マッキンダーはランドパワーとシーパワーは宿命的に対立すると指摘。>
<ニコラス・スパイクマン「リムランド理論」:「ランドパワーとシーパワーが衝突を繰り返してきた地域一帯を「リムランド(周縁地帯)と命名。「リムランドを制するものがユーラシアを制し、ユーラシアを制するものが世界を制すす」と主張。>