21.04.07(水) インテリジェンス

 情報の世界には「information」と「intelligence」があると心友の佐藤優は書いている。
 私なりに解釈すれば、informationは「御知らせ」の意味合いが強い。若手政治家のSNSによる「発信力」なるものの実体は所詮informationレベルと思量する。
 政治の世界で必要な情報は、あくまでもintelligenceだ。状況と状況の行間を読み解く力、相手の内在的論理を理解するための知性が問われている。で、インテリジェンスを鍛えるには、人知を超えた何か(超越的世界)を信じなければならないと確信する。キリスト教的な「運命」か東洋的な「天命」か分からないが、宗教感覚や歴史観を政治家は意識すべきであろう。哲学者の山崎行太郎さんが云う「存在論的思考」に近い。いずれにせよ、政局に係る情勢論や選挙工学の話が好きな方や口達者な政治家(老若男女を問わず)を私は信用しない。
 
 終日、地元選挙区内で政治的インテリジェンスに係る活動。インテリジェンスの根本は「正直」であること。さらに「約束を守る」こと。この二つに尽きると思う。
 夕方、事務所で仕事、来客の対応、電☎話掛け。
 21時半、帰宅。夜、読書。
 22時、テレ東WBS(ワールドビジネスサテライト)を見て御終い。
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168.png米国の北京五輪ボイコット論。今後、西側諸国の一員として日本はどうするか。東京五輪後、焦点化する可能性も。で、バイデン政権の価値観外交はトランプ時代以上に、対中は緊張する。また、注目ニュースは、菅総理と全漁連会長のトリチウムを含む処理水の海洋放出に関する会談。菅総理の毅然とした決断を大いに評価する。いずれにせよ、所管の小泉進次郎環境相は何を考えているのか。コンビニのプラスチックスプーンなどで、あれだけ発信するのだから、正々堂々と表に出て発言すべきではないだろうか。

by takinowa | 2021-04-07 23:01


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