20.01.08(水) 千葉市IR誘致、事実上断念へ

 < 千葉市IR誘致せず >千葉日報8日付の一面記事。
 統合型リゾート(IR)について、千葉市の熊谷俊人市長は7日の記者会見で誘致しないと発表。同市長は〈「総合的な観点から検討した結果」と繰り返し、IR参入を巡る汚職事件と市の判断は「関係ない」と強調〉。また<IR参入を目指す中国企業と国会議員の汚職事件については「あってはならない。私は(事業者側と)私的な交流や接触をしていない」と断言。>したとのこと。
 この間、IR誘致を検討していた千葉市の状況について、森田健作知事は「地元の合意形成が大事。千葉市から県に相談があれば適切に対応する」(19/08/22付 産経)や「地元の合意が最優先」(19/12/27付 毎日)と強調し慎重姿勢のスタンスだった。
 いずれにせよ、国が推進するIRについて、北海道に続き千葉県も誘致合戦から撤退となった。今後は大阪や横浜、長崎、検討中の東京など有力自治体がどう動いていくか注目である。

 米国とイランの緊張が高まっている。イラン側の発射したミサイルにより米国の部隊に多くの死傷者が出たと報道されている。まさに、本格的な武力衝突の可能性も排除できない。日本外交と安全保障の正念場であり一大事である。
 また、カルロス・ゴーン容疑者の国外逃亡も、とんでもない話である。まさに検察の大失態だ。昨年の秋にも大阪方面で二度も犯人を取り逃がすなど、信じられないような事案も起こっている。まずは、検察として反省し、国民に御詫びすることが第一ではないのか。多くの国民が不安を感じている。 私が知っている限り、昔から密出国は国禁である。吉田松陰は死罪となった。奇跡的に新島襄は運良く生還できたが、重大犯罪なのだ。

 終日、事務所で仕事。来客の応対。一日がアッと云う間に過ぎていった。
 20時半、帰宅。夜、読書。
 23時、テレ東WBS(ワールドビジネスサテライト)を見て御終い。大江麻理子さんが一月「働き方改革」で御休みとのことに驚く。

 田淵俊彦 著「 発達障害と少年犯罪 」(新潮社・800円)を読む。以下MEMO
<「発達障害の特性が不適切養育(虐待)を呼び込んでしまう」>(73頁)
<発達障害にネグレクトや身体的虐待のような虐待が加われば、非行や触法行為に結びつく可能性が高くなる・・・。発達障害と少年犯罪を結ぶもの。その正体は「虐待」と考えて間違いない。>(87頁)
 本書は入念な取材によって書かれている。読みながら、映画「JOKER」のシーンを思い出したりした。胸が苦しくなるような現実と向き合わねばならない。
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168.png世界が震撼する米国とイランの軍事危機や国外逃亡したカルロス•ゴーン記者会見など大きなニュースが相次いだ。滝田洋一WBSキャスター(成田高OB)の解説。それにしても、IRを巡るチョロねずみレベルの醜聞どころではない。20.01.08(水) 千葉市IR誘致、事実上断念へ_f0035232_2344155.jpg20.01.08(水) 千葉市IR誘致、事実上断念へ_f0035232_23445211.jpg

by takinowa | 2020-01-08 23:41


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