19.11.14(木) 一般質問へ向け県庁で政務調査

 国会では「179.png桜を見る会」について野党が重箱の隅を楊枝で突つくような議論を行い、多くの国民が辟易としている。菅義偉官房長官は招待者の基準、推薦など透明化を図ることを表明し、安倍総理が判断したのである。今後の政治の停滞を考えれば、極めて合理的な決定であったと思う。何より政権のスピード感を評価したいのだが、返す返す、揚げ足取りの言葉遊びや時間の浪費はいい加減にせよと申し上げたい。天下国家の大所高所の議論を、国民の一人として願うものである。
 また、週刊文春やTVワイドショーなどのメディアが森田健作千葉県知事の「私的視察」を報じ、本日も大騒ぎである。と云うか、7イレブンで立ち読みしたが、週刊文春の記事の劣化に啞然とした。あの「アサヒ芸能」も遠く及ばないのではなかろうか。出版不況の中で筆も荒れ、媒体としてビジネス上の焦りが伝わってくるし破落戸(ゴロツキ)感も漂う。
 で、森田知事が知事公舎を「住所」として届けているとして、山武郡芝山町の家を「別荘」ではないかと云うのが文春の理屈。ここまで来ると、開いた口が塞がらない。子供でも分かる話だが、知事公舎は千葉県の公有財産(地方自治法238条)であり、芝山の住宅は森田知事の私有財産なのだ。現時点で生活基盤のある知事公舎を便宜上「住所」として届けているだけのことで、それ以上でもそれ以下でもない。
 もっと云うと、文藝春秋社は名門中の名門だ。社風は異なるが新潮社や岩波書店と共に日本の出版業界の老舗である。創立者は菊地 寛。国民の活字離れが加速し、いくら出版不況の北風が厳しいとしても、繰り返しとなるがあまりに情けない。大向こうを唸らせるようなトップ屋も現れず、週刊誌•売文業者として質が右肩下がりの長期低落傾向。この手の凡庸な記事=商品しか提供できないと少なくなった読者=消費者からソッポを向かれ、市場からの退場勧告=廃刊へ向かうのかと心配するのは私だけだろうか。いずれにせよ、「巨悪」を巡るスキャンダルでもなく「疑惑」の商品としての賞味期限は短過ぎる。TVやネット空間でも直に飽きられるだろう。とは云うものの今後、尻馬に乗って大騒ぎする党派や売名に走る県議も出てくるだろうから面倒くさい。
 で、私も県議として台風15号の県の初期対応と情報収集については厳しい指摘もすることになるだろう。危機管理は結果責任であり、森田知事がこの一点で批判されるのは当然だ。そして、ALL県庁として災害対応マニュアルでは対応できなかった事項については率直に反省しなければならない。と同時に、三つの大災害からの復旧・復興へ向けて事業の予算化と執行を迅速に進めることが行政の責務なのだ。「171.png桜を見る会」と同様、重箱の隅を楊枝でほじくる暇(いとま)はない。
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 8時半、印西を出て県庁へ向かう。
 10時~14:10、県議会一般質問準備のための政務調査。総務部、健康福祉部、県土整備部の職員からヒアリング。
 14時半、千葉を出て印西へ。
 16時半、事務所にもどり仕事。
 21時、帰宅。夜、読書。御終い
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168.png過去最大規模の補正予算案など12月定例県議会へ向け、年末まで慌ただしくなってきた。
by takinowa | 2019-11-14 22:23


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