18.03.22(木) 印西市 花火大会中止で損害賠償提訴へ

 Yahoo!ニュース :毎日新聞 3/21(水)11:32配信< 千葉県印西市 花火大会中止で損害賠償提訴へ > に驚く。
 < 千葉県印西市が2016年8月、市制20周年を記念する花火大会を開始予定時刻を過ぎて急きょ中止した問題で、同市議会は20日、市内の花火業者に事業経費2,023万円の賠償を求める訴えを起こす議案を賛成多数で可決した。>
 < 業者は「市が反訴までして賠償を求めるのは常識を逸脱している」と話している。>
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 また、千葉日報・3/21付では以下の通り報道。
 < ・・・業者は昨年12月、花火を打ち上げられなかったのは市の除草不足や整地不足が原因として、市に業務委託料1500万円の支払いを求めて、千葉地裁佐倉支部に提訴。これに対し市は、「市に義務違反はなく、相手方にある」として、会場設営料や警備委託料、除草委託料、職員人件費などを業者に請求するため反訴する議案を市議会に提案。
 ・・・本会議では、賛成する議員が「今回は反訴せず、後に損害賠償を求めて裁判を起こした場合、市と業者の双方にとって訴訟費用や労力の負担が増える」などとして、同じ裁判での審理が適切と主張。一方、反対する議員は「市が市民や市内法人を訴えるのは慎重に判断すべき。市が勝訴した場合、業者が存続の危機に陥る恐れがある」などと訴えた。
 採決の結果、賛成12人、反対8人だった。市経済政策課の担当者は「今月中に反訴に関する契約を弁護士と結び、速やかに手続きを進めたい」としている。・・・>
 本ブログ読者は、この提訴合戦をどう受け止めているのだろうか。
 花火大会主催者である市役所が委託先の民間会社を訴えること自体、前代未聞であり全国NEWSとなるほど世間の耳目を集めたことは云うまでもない。そもそも、悪天候のため花火大会が中止となった事例など全国的には掃いて捨てる程あるはずにも拘わらず、、、だ。
 私の<花火大会中止>に関する基本的考え方は2016.09.11付本ブログに書いた通りである。要は印西市と印西市議会が結果の責任を、どう認識しているかということだ。いずれにせよ、責任は全て相手、100 対ゼロで相手が悪いなどと云う話はない。
 で、前例ができてしまった。主張や利益が相反した場合、官の側が民を訴えると云うハードルが印西市では極端に低くなったのである。まさに、訴訟社会の先陣を、印西市において行政が切ろうとしているのだ。
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 終日、事務所で仕事、来客の応対。
 18時、印西市建設業災害対策協力会理事会で御挨拶と県政報告。
 20時、帰宅。夜、読書。御終い

 吉村 昭 著 「三陸海岸大津波 」(文春文庫・486円)を読む。昨日読んだ「関東大震災」の余韻と興奮が残るうちに震災ドキュメントを6年半ぶりに一読。本書は2011.3.11のはるか前に書かれている。明治29年、昭和8年、昭和35年と三度にわたって三陸海岸を襲った大津波の記録文学。千葉県防災危機管理部職員の必読書と思う。
by takinowa | 2018-03-22 22:22


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