16.09.17(土) 大阪大学総合学術博物館 視察

 9:15、ANAクラウンプラザホテル大阪をCheckoutし大阪駅へ。
 9:35、阪急梅田駅から宝塚線石橋駅へ。大阪大学・豊中Campusへ向かう。
 10:10、大阪大学 着。
 10時半~11:45、大阪大学総合学術博物館。大阪大学における社学連携(大阪府・大阪市・豊中市との地域連携などを含む)の中核施設について視察。宮久保圭祐・准教授(物理化学)から大阪大学及び総合学術博物館の沿革、地域連携についてレクチャーを受け施設を見学。尚、同施設では特別に許可された撮影以外は禁止となっているので写真はない。
 同大学は1931年創立。旧帝国大学(七帝大:東京、京都、東北、九州、北海道、大阪、名古屋、外地:京城、台北)と云う我が国を代表する高等教育機関。ただし、他の帝大と異なって官立というよりも、大阪町人の学問所の懐徳堂と適塾を精神的源流としているところがユニークです。帝大設置にあたっても関西は京都(三高)一つという国の方針に対し、大阪経済界からの強い要請と多額の寄附によって大阪への設立が認可されたとのこと。また、江戸末期に緒方洪庵が創設し、福沢諭吉や大村益次郎はじめ、若き俊英を輩出した「適塾」の知的伝統を誇りにしています。よって、国立大学でありながら私学以上に建学の物語や精神を大事に、緒方洪庵を校祖として祀っています。司馬遼太郎さんの「花神」でも若き村田蔵六(=大村益次郎)が医学と蘭学を死物狂いで一生懸命学ぶ場面が描かれていましたが、学問レベルは江戸末期日本の最高水準だったといいます。
 以下、レクチャーを受けた概要について。
○ 沿革:1995年、文部省学術審議会によって「ユニバーシティ・ミュージアムの設置について」の答申があり、全国の大学で博物館の開設が進められることとなった。2002年4月、大阪大学総合学術博物館が全国で8番目の国立大学・奨励施設として発足。
○ 活 動:「地域に生き、世界に伸びる」をモットーとする大阪大学で、総合学術博物館は地域社会との連携の拠点となる組織。大阪大学の歴史から最新の教育・研究成果までを学内外に発信・紹介する活動を行っている。具体的には(1)展示(常設&年3回企画&特別)、(2)収集・調査(学際研究ほか)、(3)教育:「文理融合」を理念として異なる学問分野間の共同研究のコーディネート、(4)社会貢献:企画展・特別展以外にも社会貢献・地域貢献を実施。学内組織「21世紀懐徳堂」が公開講座・社会人教育等のアウトリーチ活動を担う。
○ STAFF:永田 靖 館長以下17名の教授・准教授で運営。メインは実学系=理系。自然科学系の最先端から日本美術史や演劇まで幅広い分野の先生方が集まっている。
○ 滝田の感想:大阪大学には及ばぬが千葉大学におけるアウトリーチ活動(社会人教育等)や地域貢献についても、千葉県として県民へのPRも含め積極的支援が必要と感じた。また、54市町村の町づくりについても、「Academismと行政の連携」など千葉大等の知的資源の有効活用について、県としてもコーデネートの手法等を調査研究すべきと思った。 
 11:45、大阪大学を出て12:08発、阪急石橋からJR新大阪へ向かう。
 以上をもって県外調査を終了し新幹線で帰途へ。御疲れ様でした。
by takinowa | 2016-09-19 19:19


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