16.05.07(土) 木下駅南骨董市 大盛況(*^^)v

 朝、読書。 佐藤 優 著 「 外務省犯罪黒書 」(講談社・1600円)を一気に読む。 外務省本省number2 の杉山晋輔・外務審議官の思い出や罪状を中心に同省の暗部を、佐藤優と鈴木宗男氏が赤裸々に語り尽し抉り出す内容だ。杉山審議官の「機密費2億円着服疑惑」や外務省のスキャンダル隠蔽工作、さらに杉山氏ではないが海外赴任先での飲酒運転死亡事故揉み消し工作や裏金作りのカラクリ、女性破廉恥疑惑など、国家を代表し外交にあたる役所のトンデモナイ実態が可視化された一冊。で、恐ろしいことに杉山審議官は外務省トップの事務次官となる可能性が高いという現実に、私も戦慄を覚える。実を云うと、私、滝田も杉山晋輔氏を東京地裁104号法廷で傍聴人として目撃したことがある。2004年だったと記憶するが佐藤優・イスラエル学会派遣に係る背任事件の検察側証人として出廷し証言されていた。私は佐藤優・支援会の代表を務めていたため高裁判決までの5年間、友達のため三十数回ほど霞ヶ関に通ったが、杉山証言はハッキリと覚えている。要は、弁護側の主張は「イスラエルへの学者派遣に事務次官及び条約局長ほかがサインした決裁書、つまり外務官僚トップはじめ上司が(主任分析官佐藤の起案を)決裁しているため背任には当たらない」と云う内容だった。それに対し、杉山氏の証言は分かりやすく云えば「ロシア支援委員会からカネを出すのは違法と思っていましたが、佐藤優の背後には鈴木宗男がいるので、サインしないと恫喝されたり、人事で不利な目に遭わせられるのが怖かったのでサインしました」(鈴木宗男著「闇権力の執行人」第4章より)との内容だった。結局、佐藤裁判は判決理由でも同趣旨の内容(杉山証言ほか)が事実として認定され裁判官から有罪判決(懲役2年6カ月執行猶予4年)が下された。まさに、杉山証言が公判の趨勢を決めたと私は当時思った。そして、本書では現在、外務省number2にまで栄達した杉山氏の赤裸々な実態が書かれているのだ。
 私は心友を信じる。で、本書は2006年から07年にかけて講談社・月刊現代に7回連載された佐藤論文がベースとなっている。当時、佐藤優は「起訴休職外務事務官」であったため、本書の内容は全て日本国外務省の検閲済みだ。そして驚くべきことに事実内容について一カ所も「間違っている」と云う指摘(訂正要求)がなかったとのこと。さらに、鈴木宗男代議士(当時)の国会質問主意書に対する政府答弁によって、事実も裏付け(確認)られているという。(衆議院HP参照)
 「倫理に時効はない」と云う考えを私は支持する。さらに「魚は頭から腐る」と云う諺がドイツやロシアにあることも承知している。本書は日本の存亡や国益という国家の根幹に関わる重大かつ衝撃的内容の一冊と思うものである。

 午前、木下駅南骨董市。地元町内会の皆様や実行委員会旦那衆に御挨拶し意見交換。本日も天候に恵まれ市内外から多くの御客様が訪れた。
 午後、事務所で仕事、来客の応対、電☎話掛け。5.17の滝田敏幸・県政報告会、女性活躍の時代を語るFORUM も参加申し込みが80名を突破。概ね順調である!(^^)!。
 19時、帰宅。夜、読書。御終い
16.05.07(土) 木下駅南骨董市 大盛況(*^^)v_f0035232_1703077.jpg
16.05.07(土) 木下駅南骨董市 大盛況(*^^)v_f0035232_1705538.jpg天候に恵まれ朝から多くの骨董ファンで大盛況。NHK首都圏ニュースで取上げられ宣伝効果絶大でした。滝田が仕掛けた町興しは今年13年目。毎月・第1土曜は木下へ御越し下さい。
(^O^)
16.05.07(土) 木下駅南骨董市 大盛況(*^^)v_f0035232_1731916.jpg
 で、いよいよGW大型連休も御終いですね。夏も近づき季節の変わり目です。どうぞ御自愛下さいませ(^_-)-☆
by takinowa | 2016-05-07 23:12


<< 16.05.08(日) 龍宮城... 16.05.06(金) 熊本地... >>