15.06.08(月) 印西市長、印旛沼五輪競技会場誘致撤回

 小川義人・印西市議会議長から伺った話によると、先週4日(木)の全員協議会で板倉正直市長は<印旛沼五輪競技会場誘致>について正式に撤回を表明。 さらに、五輪競技会場誘致を叫んでいた市議某も会議を欠席。よって、3月から4月にかけて大騒動となった印旛沼への五輪競技会場誘致・与太話は完全に終息することとなった。そもそも、板倉市長自身、私との会談で「(五輪競技会場誘致というよりも)印旛沼水質浄化が本筋だったが、いつの間にかオリンピック誘致話が先行し、気が付けばスイスのローザンヌまで行ってしまった」とまで語っている。
 また、「4月県議選で印旛沼五輪競技会場誘致の是非を最大の争点として公約に掲げた候補者の惨敗が全てだった」と指摘する市議の先生も多い。板倉正直市長の回心と常識的市政運営への軌道修正により、結果として市長与党を名乗っていたグループも後ろ盾を失い空中分解&雲散霧消。いずれにせよ、県議選を通じ客観的には印西市政の世直し&正常化(=大掃除)に資することができたということなのだろう。もっとも、このことについては4.22の<滝田×板倉>会談で完全決着済みの話。 それを、こともあろうに市議某は「滝田県議の殴り込み」とか「印西市への恐喝」とガセネタをネット空間で撒き散らしていたと云うから開いた口が塞がらない。で、市議某の云う如く「印西市が滝田を恐喝&強要罪容疑で訴える」などと云うことは、そもそも事実が存在しないのでありえない。まさに、捏造の嘘話であり、板倉市長も大いに憤慨したというのが実情だった。そこまで出鱈目な話を吹聴し、後は知らぬ存ぜぬの黙りを決め込むとは。。。 もっとも、昨年の秋、「板倉市長の支援で県議選勝利」と宣言していた御仁だ。よって「ネット空間の誤報や虚報など朝飯前の無責任さ」と指摘し「便所の落書レベル」と酷評する市民の声も多数寄せられてきた。突き放して云えば、支援の内実とはトドのつまりカネと権力に塗れ、「嘘も百編云えば」的な世論誘導の世界に過ぎなかったのである。
 さらに、ここにきて金銭を巡るドロドロした情報も市長側近や市役所から漏れ伝わってくる。もっと云えば、選挙戦も含め俄かには信じられない与太話のオンパレード。一体全体、印西市政を大混乱の極みに貶めた五輪騒動とは何だったのだろうか。やりきれない思いで情けないが、「市民」不在の謀略政治が跋扈していたことは間違いない。主謀者と目される勢力は一掃されたが、もちろん、様々な政治的混乱の真相究明及び検証は印西市議会の責務である。だが、私としては拘っている暇(いとま)はない。強いて云えば、今後は冷却した地元印西市と千葉県の関係を修復することが何よりも大事と考える。特に、北総鉄道問題における補助金支出中止は決定的な政策判断ミスだった。森田知事の政治力で何とか値上は回避できたが、今後の新スキームの構築はマイナスからの出発と云っても過言ではない。で、板倉市長は今後、市議某や住民運動グループが訴える「印西市による株主代表訴訟」などと云った無謀な話にだけは絶対乗ってはならない。国・県、事業者、沿線市との対話の窓(機会)が完全に閉ざされ、結果として市民が不利益を被ること必至。まさに「死に至る病」。要は五輪誘致の与太話と同じ穴の狢と率直に申し上げるものである。

 終日、事務所で仕事、来客の応対、電☎話掛け。
 18時半、帰宅。 夜、読書。 
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 4.22の滝田・板倉会談で、印旛沼への五輪誘致騒動は事実上終息していた。印西市の身の丈に合った五輪事前キャンプ誘致など、県と共同歩調をとることで合意。15.06.08(月) 印西市長、印旛沼五輪競技会場誘致撤回_f0035232_1619093.jpg

大金をかけて「オリンピックを印西で」なる幟旗まで大量に作成し、選挙公約として囃し立てたグループの野望は脆くも潰え去った。しかも、選挙後はサッサと撤去(≧∇≦)
by takinowa | 2015-06-09 05:40


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