14.09.21(日) 印西市近隣女子softball 大会

          県議・滝田敏幸、もの申す! 是は是、非は非(125)
           Scotland・独立住民投票から学ぶべきこと

 Scotland の英国からの独立を問う住民投票が週末実施され、< 賛成45-55反対 > で否決という結果が出た。 で、英国の正式名称は「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland 」(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国) だ。 文字通りEngland、Scotland、Wales、Northen Ireland の4つのcountryから構成される立憲君主制国家であり、英連邦の一国(本国)である。 歴史的にはEnglandがウェールズを1536年に併合、続いて1707年にScotlandと合併しGreat Britain王国となり、1800年Ireland と合併。 さらに、1922年には北部6州を除く26州がIreland共和国として独立し、1927年に現在の名称へと改名。(「イギリス史」山川出版社) 国家元首は女王:Elizabeth2世、首相はデ―ヴィッ土・キャメロン。 首都はロンドン(エディンバラ、カ―ディフ、ダブリン)、通貨はポンド£・・・ ざっと中学生の地理 で習う知識である。
 前置きが少し長くなった。 で、被征服者(Scotland人やIreland人、ウェールズ人)にとっては堪ったものでないが、英国は歴史と伝統の由緒正しき古典的な< 帝国主義 > 国家なのだ。 よって英連邦の本国である大英帝国は常に民族問題の火種を抱えている。 だからこそ、相手の内在的論理を読み取るintelligence が支配者の側のEnglandでは発達するという。 これは人間として相手の立場になって物事を考えるという思い遣りの精神とは似て非なる技法であり作法だ。 まさに文化と言い換えてもいい。
 Scotland独立を問う住民投票の結果如何により国際金融市場への影響が懸念され、新たな経済危機も取沙汰されていたが、一先ずは否決され一服感も漂う。 しかしながら、英政府が大幅な地方分権等でScotland 政府に譲歩したことから、ウェールズや北Ireland にも飛火することは必至だ。 まだまだ、イギリスにおける不安定な政治情勢は今後も続くのではなかろうか。 こういったことについても、マスコミやネット空間で論じられている表面的な情報ではなく、外交や国際政治の深層について心友・佐藤優に聞いてみたいと思うものである。
 また、英国程に立派かどうか分からないが、わが日本国も沖縄やアイヌを征服してきた歴史を考えれば、正真正銘の帝国主義国家である。 よって、現下英国内における北IrelandやScotlandの独立問題も、決して他人事ではない。 すなわち、今問題となっている沖縄基地問題を考える時、中央の政治エリートは日米外交や安全保障問題という位相で捉えているのだろうが、沖縄においては構造的差別という民族問題へと容易に転換するリスクが存在するということだ。 普天間を巡り政府中央と地元沖縄で、認識の非対称性が存在している。 で、こういう時こそまさに、沖縄の歴史と文化を学び、民族の内在的論理や集合的無意識に配慮するインテリジェンスの技法と作法が問われてくるのである。 これは学校偏差値とは異次元の人間力が必要と申上げてもいい。
 ただし、私が見る限り、安倍政権における沖縄への対応は正面突破型の力技でありギャンブルに近く、極めて危険と感じている。 というよりも、このまま辺野古移設を強行することで事態が混乱した場合、沖縄の反発が強まれば強まる程、多くの内地人の沖縄を見る眼つきも悪化し、日本国同胞に対するというよりも韓国や中国といった異国人に向けられる目線に近づいてしまいかねない。 結果として、構造的差別が拗れ深刻な民族問題へと発展することを、私は心底憂慮している。 少々大袈裟に聞こえるかも知れないが、< 日本国家統合の危機 > が迫っていると私は考える。 ここは同胞への愛と少数民族への思い遣りを持った対話が大事になってくると思う。
 で、万が一、沖縄独立(運動)等と云う事になったら、得をするのは中国である。 一挙に権益拡大のため、日本への政治・経済・軍事的攻勢を強め圧力も桁違いとなることは明白だ。 よって、決して中国や韓国・北朝鮮を利するような結果になってはならない。 何れにせよ、ここは感情論や目先の理屈ではなく、冷静な分析と交渉力と云ったインテリジェンスが問われている。 また、イギリス流とまではいかないが国家論について、せめて品格のある帝国主義とは何かについて、東京の政治エリートは真剣かつ具体的に考えてほしいと思うものである。
 で、中央の政治エリートに眼を向けると、この問題にほとんど関心がなさそうだ。 安倍内閣の高支持率に胡坐をかき、考えることは次の選挙と自分の再選だけ。 政治エリートには国家統合の危機よりも、まずは自分の選挙が優先と云うことだろうか。 

 8時、小林駒形グランド。 第31回 印西市近隣女子softball 大会開会式で祝辞。 開幕試合の印西市 VS 茨城県利根町 で始球式の大役を務める。 自己認識としては豪速球で見事、客観的には御情けで空振を頂く(*^^)v それにしても、最高の天候に恵まれ、美し過ぎる女子選手の活躍に感動した次第である。 私自身、日頃の不摂生により不健全な肉体だが、せめて健全なる精神を宿らせるように普段から精進したいと思うものである。
 午前、地元支援者を廻り、県議選の選挙区割や情勢について説明に歩く。 で、「印西市議2名が出馬準備中」と申上げると、「いざ闘わん!」とばかりの気合が伝わってきて頼もしく有難い限りであった。
 午後、事務所にもどり仕事、来客の応対、電☎話掛け。 集中して一般質問の草稿作成作業。 これが相当の難作業である(>_<)
 17時、地元会合で県政報告。
 20時半、帰宅。 夜、読書。

 澤田哲生 編 「 原発とどう向き合うか・科学者たちの対話2011~14 」(新潮新書・760円)を読む。 わが国の放射線物理学、原子力工学、放射線医学、放射線防護学、同生物学の第一線で活躍する科学者による対話集。 是非御読み頂きたい一冊だ。 実に分かりやすい。 ダマされたと思って是非御一読願いたい。是非とも。 恐らく、この本一冊で悪意に基づく風評や迷信は一掃されると確信する。 もちろん、高田純・札幌医科大学教授も登場。 14.09.21(日) 印西市近隣女子softball 大会_f0035232_1512911.jpg

抜けるような
澄んだ青空058.gif
素晴しい秋晴
の下、柄にも
なくスポーツ
を楽しみまし
た(^_^)
不健全な肉体
を抜本的に改
革・改善し、
健全なる精神
が宿るように
精進します!
押忍!!👍
by takinowa | 2014-09-21 21:21


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