14.03.28(金) 袴田死刑囚、再審開始へ

 静岡地裁は袴田巌死刑囚の再審請求に、再審開始と刑及び拘置の執行停止を決定した。 それにしても48年間、塀の中で自由が束縛され、死刑執行の恐怖の中で過ごしてきた袴田さんを思う時、言葉を失うばかりである。 また、姉ひで子さんはじめ関係者の心労も計り知れない。 で、私自身、父親も含め心友・佐藤優や鈴木宗男先生はじめ拘置経験のある肉親・知人・友人が多数存在する。 本日は父親の話は割愛し佐藤君の話をする。 特に鮮明に覚えているのは佐藤逮捕後、2002年5月15日夕方の佐藤君の母親 故・安枝さんとの会話だ。
 佐藤安枝「・・・、うちの優君は(報道されるような)何かそんなに悪いことをしていたんですかねぇ…。」
 滝田  「・・・お母さん、マスコミの一方的な報道を信じてはいけません。 私は彼を信じています。 いつか、真実がきっと明らかになりますから。 で、困った時だからこそ彼を支援します。 取りあえず、親戚の名簿があったら貸して頂きたい。 救援会を立ち上げ、直に手紙を書きます… 」
 といった内容だった。 部屋に西日が射しこんでいた記憶が強く残っている。 この後、佐藤は512日間、東京拘置所に政治犯として国家の大きな御世話になるのだが、詳細はベストセラー「国家の罠」(新潮文庫・788円)に書かれている。 で、約5年間、佐藤君の公判をほぼ毎回傍聴した。 霞ヶ関の東京地裁に通い、しみじみ国家と外交そして司法とは何かを考え、皮膚感覚として国家が独占する暴力についても理解できるようになった。 いずれ、このことについてはまとめて書きたい。
 本日、県議会リポートが刷り上がり事務所に納品された。 今後、駅頭配布、新聞折込、ポスティングやHPで御案内の予定。 御一読頂き、皆様方からの貴重な県政への御意見を御寄せ頂ければ幸甚である。
 午前、ニュータウン方面でポステイング活動。
 午後、事務所で仕事、来客の応対、電☎話掛け。
 18時、中の口・友和亭。 自民党印西支部役員会。 4月の支部定期大会について話合う。
 19時、木下・生蕎麦柏屋。 発作区の方々との懇談会。 県の指定廃棄物一時保管事業の今後についてお話する。
 21時、帰宅。 夜、読書。14.03.28(金) 袴田死刑囚、再審開始へ_f0035232_17211217.jpg

知の巨人
佐藤優の処女
作・国家の罠14.03.28(金) 袴田死刑囚、再審開始へ_f0035232_1783427.jpg














2005年の
作家デビュー後、百冊以上の著作を上梓
by takinowa | 2014-03-28 22:28


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