13.09.16(月) 台風18号上陸! 東日本縦断

 大型の台風18号は本日午前8時頃、暴風域を伴って愛知県豊橋市に上陸。 夕方にかけて東海、北関東、東北南部を速度を上げ縦断していった。 速報では一人死亡三人不明とあったが、被害に遭われた全ての方々に心から御見舞を申上げたい。
 気象庁は5時過ぎ、本年8月30日運用開始以来初となる大雨の特別警報を、京都・滋賀・福井3府県に発表。 同庁・横山博予報課長は緊急記者会見で「これらの地域では経験したことのない大雨となっている。直ちに命を守る行動を取って下さい」と呼び掛けた。 (同11時半、解除、通常の警報に切り替え) 普段は穏かな桂川や鴨川も、激流となり越水・氾濫した映像が映し出され驚く。 嵐山の渡月橋も流されてしまうかと心配になった。 学生の頃に楽しんだ保津川下りどころではない。

 8時、防災服を着用して事務所で待機、情報収集。 地元で様々な行事が予定されていたが、ほぼ全てがキャンセル、延期もしくは中止となった。 人知を超えた自然の力を感じる。
 千葉県でも3:47、銚子地方気象台「暴風警報」発表に伴い、危機管理課職員による情報収集体制が敷かれた。 5:00、全機関の水防注意体制。 6:00、風水害による第1配備体制(本庁・出先 合計200名)。 16時、風水害による第1配備体制解除。(全警報解除後)
 この間、総務防災常任委員長として県防災危機管理部から適宜報告を受けた。 17時、県防災危機管理部最終報。 本県における被害状況は、重傷者3人及び軽傷者6人の人的被害、一部損壊・7棟の住宅被害となっている。 さらに、ライフライン、鉄道、道路等の復旧状況について詳細な説明を受けた。
 また、自分は印西市水防団副団長のため、地元河川や印旛・手賀沼にも細心の注意を払わねばならない。 11時半~13時頃にかけて、利根川上流部の群馬県山間部や流域の栃木県方面で時間雨量30㍉を超すPC画面上の表示があったため、暫くは毎時更新される国土交通省水位観測所の数値をチェックしなければならなかった。 取手観測所で数値が水防団待機水位に接近しようものなら臨戦態勢だ。 午後になって、じわじわと水位が上昇したため気分もブルーとなった。
14時半、木下地先の堤防から利根川の水位の状況を視察・現地調査。 まだ、水防団待機水位までは若干残している。 ひたすら神様に祈る。 15時過ぎから定時に更新される各観測所の水位を示すPC画面と睨めっこが続く。 18時、群馬県八斗島(やったじま)の水位が下がり出したので正直ホッとした次第である。 思わず、「 ヤッター!」と親父ギャグを叫んでしまうf^_^;) 台風の通過速度が速かったので助かったと思われるが、治水上あらためて八ッ場ダム早期完成を望むものである。
 また、地元のことで云えば、稲刈りがまだ終わっていない田圃が一部残っている。 農家の苦労を考えると気の毒で御見舞いの言葉も見つからない。 だが一方、水不足解消とまではいかないが、今度の台風によって利根川水系のダム貯水率は相当改善したことも事実。 台風は自然の脅威であるとともに、この国の人々には太古の昔から自然の給水装置なのだ。
 夕方、木下のトヨタで愛車プリウスの定期点検。 アンダーカヴァーの修理で痛い出費(>_<)
 18時、帰宅。 夕食後、昨日録画した「半沢直樹」を観てから読書して就寝の予定。
by takinowa | 2013-09-16 18:50


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