13.01.13(日) 印西市成人式

 10時半、印西市松山下公園体育館。 平成25年印西市成人式に来賓出席。 新成人への期待を込め祝辞を述べさせて頂く。
 率直に申上げれば、全く以って不愉快な行事であり時間だった。 残念ながら、ほんの一握りの酔払った馬鹿者が式典の空気を乱していた。 彼らの傍若無人の蛮行は、99%以上の行儀のよい新成人にとって迷惑千万であったろう。 いずれにせよ、彼らは本当の悪ではない。 社会や周囲に甘やかされた輩なだけだ。 「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、子供のうちから「ならぬことはならぬ」を理屈抜きで躾なければならないと強く感じた。 犬や猫のような畜生でさへも、躾によってマナーを覚えるのである。 ルール意識や秩序の感覚が欠如した人間が自由や個性を主張すると、必ずや放縦へと転落する。 まずは大人の側が戦後教育を含め徹底的な検証と反省をするのが第一であろう。 体罰は良くないと言われているが、「什の掟」を破った際に行われた竹箆(しっつぺい)くらいの伝統的制裁は必要ではないかと思った。 
 とは云うものの、筆者の二十歳前後の頃は決して自慢できたものではなかった。 どうでもいい過去の話で恐縮だが、ドイツ語の試験が翌日だったため印西の成人式にも出られず、京都の下宿で一人孤独に過ごしていた記憶が蘇える。 また、思想的にも生活的にも出鱈目で、大学のバリケード・ストライキや学長室封鎖、ハンスト等々で大暴れの荒(すさ)んだ日々が続いていた。 今では1000%反省しているが、ゲバルト(暴力)も日常茶飯事で、人に殴られても痛いと感じなくなり、当然、政敵にシビアな打撃を加えても平気になっていた。 ある偏った思想により暴力への感覚が麻痺しつつあると自覚した時、私はこのままでは大変な転落人生を歩むことになると半端ではない恐怖を感じたことも強烈に覚えている。 当時は公安警察からも徹底マークされていただろうし、現在の若者に対し偉そうな説教じみた訓示は恥かしくて決してできない。 この間の筆者の行動については、後藤正治著「ラグビーロマン」(岩波新書・06年)、佐藤優著「私のマルクス」(文春文庫・07年文藝春秋読者大賞)及び「同志社大学神学部」(光文社・12年)等々に実名で詳しく書かれているが、何とか堅気の人生を送らせて頂いていることを神様に感謝している。 と同時に、筆者のささくれ立っていた心に付き合ってくれた家内・栄美子と母・雅子の愛情を有難く思うものである。 
 さて、本日の式典には昨年末の総選挙で見事当選した自民党・白須賀貴樹代議士の他に小選挙区では落選したが比例名簿順で復活した二名の代議士も出席。 現在、千葉13区には三名の代議士が存在していると実感。 また、印旛郡市には驚くことに何と7名の代議士がいる。 中選挙区時代、印旛・香取・海匝の三つの郡で定員4名だったことを考えれば、わが印旛郡はまさに代議士銀座状態。 いずれにせよ、地元のためにも国政でしっかりと働いて結果を出して頂くことを願いたい。

 12時半、JR 小林駅前の牧の里グランドへ。新春恒例のイベント、小林御楽しみ会で新年の御挨拶。 多くの皆様とともに、演歌歌手・植松しのぶさんの歌謡ショーを楽しむ。 筆者の後援会連合会長でありイベント主催者・川村文雄さんはじめ地域の旦那衆や各種団体の皆様と懇談する。
 13時半、白幡(しらはた)区総会及び新年会に来賓出席。 御時間を約15分間程頂き、年始の御挨拶と県政報告をさせて頂く。 
 15時、宮内区総会及び新年会に来賓出席。 年始の御挨拶と県政報告後、地域の皆様と懇談。
 私からは主に関心の高い「汚染焼却灰一時保管問題の経緯と安心・安全対策」、「手賀沼土地改良事業の展望」、「消防学校の印西市への誘致」の三つに絞り県政報告を行わせて頂いた。 特に、私の地元・発作(ほっさく)地区に御迷惑を掛けていることに真正面から謝罪し安心・安全対策のため万全を期していること、発作の地域振興について県や市へ全力で御願いしていること等をお話した。 この間の経緯や事情も含め、地域の皆様に概ね御理解頂けたと感じる。 宮内の町内会長さんからは、
 「 政治家だったら誰もが逃げる話に、批判の矢面に立つ県議の勇気は大したものだ。 発作の住民も、県議が正直に嘘を吐かず真正面から説明したことや本気で心から謝ったことを分かってくれたと思う。 まだまだ、大変だろうが頑張ってほしいし応援する。 宮内の方も色々あるから宜しく頼む」との有難い御言葉を頂いた。 厳しい状況の中でも、物事の道理や本質を見極め、温かく見守ってくださる皆さんの言葉が心の奥底に沁みていく。 涙が出るほど嬉しく、感動的な時間を過ごさせて頂いた。 単なる上辺だけの綺麗な言葉ではなく、結果を現実に出すことを肝に銘じ、責任ある政治を行っていくことを本日も心に誓った次第である。
 17時半~、木下と大森で新年会を梯子。 21時過ぎ、帰宅。 録画した「八重の桜」は明日の御楽しみに。
 以前にも書いたが、印西市の歴代首長さんや県議は飲酒を主因として体を壊された方が多い。 多くの印西市民は、寿命を縮めた先人を何人も知っているはずだ。 私は、酒に弱い体質だが、分かってはいても無理してでもトコトン飲んでしまう。 果たして後何年生きられるのだろうか、と考えつつ爆睡眠。
by takinowa | 2013-01-13 23:10


<< 13.01.14(月) 爆弾低... 13.01.12(土) 印西市... >>