12.12.30(日)

 10時、本埜地区の支援者宅で行われた餅つき大会。 地域の方々とともに、つきたての餅を御雑煮、御汁粉、大根おろし、きな粉のフルコースで頂戴する。 本当に美味で感動した。 また、村越・本埜地区防犯組合長には8月、印旛沼のすっぽんを四匹(まる)頂いた。 秋の新蕎麦はじめ、地産地消の地元食材を御提供頂き心から感謝である。
 午後、事務所。 年末年始に地元地区で配布予定の「県議会リポート・第17号」印刷作業。 県議・滝田敏幸に、盆も暮れも正月もない。 休みなしで活動し続ける方が精神的にも落ち着くのである。  私の政治の原点は、「歩く」ことだ。 徹底した現場主義であり、歩かなくなったら議員は御終いとさえ思っている。 要するに「歩く」、「見る」、「対話する」ことが全てと信じている。19時、帰宅。12.12.30(日)_f0035232_18505138.jpg12.12.30(日)_f0035232_18591890.jpg

支援者宅で
餅フルコース
を御馳走頂く






























 総選挙後、オズワルド・シュペングラー 著 / 村松正俊 訳 「 西洋の没落 [第1巻]形態と現実と 」(五月書房)と格闘している。 本日で110頁まで進む。 だが、あまりに難解で、頭が割れそうで苦しんでいる。 今夏、フランシス・フクヤマ著「歴史の終わり」を割と楽に読むことができたので、サミュエル・ハンチントン「文明の衝突」を読む前にキッチリ抑えておこうと思っていたが、現実はそんなに甘くなかった。 正直、挫折しそうだ。 一頁あたり二段組・25行で第1巻が約400頁。 ヴォリュームという言葉を超える膨大な文字数に怯むことなく、立ち向っているが全く歯が立たない。 直線的な近代合理主義に基づくヨーロッパ中心史観と文明観を痛烈に批判していることは理解できるが、私には途轍もなくレヴェルが高過ぎる。 というよりも、生半可な哲学、思想、歴史の知識では太刀打ちできない書物である。 知っていなければならない知識の量が、自然科学も含め半端でなく桁違いなのだ。 もちろん、私自身の知的基礎体力の不足が原因だが毎日、打ちのめされたような気分だ。 恐らく、長い時間を掛けて上下巻読了には至るだろうが、自分の知識としてどれだけ定着するか全く自信がない。 本当に悲しい・・・007.gif
 日々の政治活動に没頭しているが、知力がどんどん低下しているのではないかと恐ろしくなる。

 福澤諭吉 著 / 齋藤 孝 訳 「 現代語訳 学問のすすめ 」(ちくま新書・760円)を読む。 近代日本の金字塔的書物。 明治維新直後の時代に、既成のイデオロギーを超えようとする福澤の意志の強さと確信に驚くばかりである。 まさに天才であり、不世出の啓蒙家だ。 現実の国家と社会に対する徹底したリアリズムと実学の推奨、人間洞察の確かさは他の追随を許さない。 ユーモア感覚も素晴しく、史上最強のビジネス書として読むこともできる。
 シュペングラーと格闘していると気が変になってくるので、福澤を読んでホッとした。
by takinowa | 2012-12-30 19:47


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