12.12.27(木) 第2次安倍内閣発足 / 千葉県知事選、来年3月17日

 自民党の安倍晋三総裁は26日、特別国会衆参両院本会議で首班指名を受け第96代首相に選出された。
 国民は2007年9月、「政権投げ出し」と強い批判を受けた安倍氏の辞任劇における落胆と失望を決して忘れていない。 この5年間、国政は迷走を続けただけに、もはや自民党の失敗は許されない。 厳しい総選挙で当選を果たしたものの、国会の赤絨毯と御殿のような議員会館に部屋を宛がわれ舞い上がっている議員は必ず小泉チルドレンや小沢ガールと同様の末路を辿ること必定だ。 
 今回の総選挙はわが国の将来を決する、戦後日本の重大な分岐点だった。 その選挙での自民圧勝であり、3年ぶりの政権復帰の意義を我々は真摯に受け止めねばならない。 国民から圧倒的な議席を与えられた自民党が、国家崩壊を目前にした建国以来の危機を克服し、国家再生の第一歩を踏み出すことができるか、まさにこれからが正念場である。
 筆者の尊敬するスペインの哲学者 オルテガ・イ・ガセットは大衆人(=マスマン)を、「大衆的人間とは甘やかされた坊ちゃんである。 あまりに組織され過ぎた世界に生まれ、その中で便宜だけを見出し、危険を感じないタイプの人間は、ふざけて暮らすより外に行動できないのである」と、「大衆の反逆」(中公クラシックス・130頁)の中で辛辣に指摘している。 あまりにも的を射た表現ではないか。 オルテガの主張に添えば、悲しいことに議員、それも国会議員が大衆人の典型となっているのが現下日本の状況といえよう。 
 国家の危機を前にほぼ絶望的暗澹たる気分で迎える年の瀬であるが、今こそ気を引き締めて政治に向わなければならないと思うものである。 
 県選管は26日、任期満了に伴う県知事選の日程を来年2月28日告示、3月17日投開票と決めた。 森田健作知事の出馬表明は未だであるが、年明け早々、こちらの方も動きが慌しくなるに違いない。

 9時、印西を出て県庁へ向かう。 10時半、自民党会派室で政務調査。 汚染焼却灰一時保管について、災害対策復旧・復興本部及び環境生活部資源循環推進課からヒアリング。 13時、県庁を出て印西へ。 
 15時、事務所にもどり仕事、来客の対応。 16時、県印旛土木・吉田事務所長、17時、伊沢史夫・白井市長と懇談。
 18時、六軒の香取屋さんで印西市観光協会忘年会。 21時半、帰宅。
by takinowa | 2012-12-27 15:39


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