12.08.29(水)

 9時、印西を出て千葉へ向かう。
 11時、県庁で企業庁事業収束に関する政務調査。
 13時、防災危機管理部及び環境生活部に関する政務調査。 14時半、県庁を出て印西へ。
 16時、事務所にもどり仕事、来客の対応。
 ドッと疲労&消耗感に包まれる。 申上げたいことはヤマほどあるが、微妙なタイミングなので沈黙する。  

 子曰、君子喩於義、小人喩於利。 
 子曰(のたま)わく、君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る。

 『論語 里仁篇 第四:十六』

 「 真理は具体的である 」(ヘーゲル:『小論理学』)
 日々刻々、変化していく状況と向き合い、何とかハードルを越え問題を解決していかなければならない。 真理は具体的であり、細部に宿る。 本日も、県職員と本気で議論したが、抽象的な意見交換では意味がない。 あくまでも実務的かつ現実に即した内容であった。
 と同時に、2500年前の孔子の言葉に、時空を越えて実践的リアリティを感じる。 県庁における勉強会で本日、ふと「論語」の一節が心に浮かんできた。 迷走する国政や暴走する地方政治を目の当たりにし、今こそ孔子を学ぶべきと筆者は考える。

 佐伯啓思 著 「 現代日本のリベラリズム 」(講談社・絶版)を読む。 戦後日本の自由と民主主義を根源的に問う佐伯教授は真正の保守主義者だ。 バブル崩壊後の1990年代前半に書かれた評論集だが、旧さを感じるというよりも、現在の思想状況を見事に予見しているから驚きだ。
by takinowa | 2012-08-29 20:07


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