12.08.05(日) 印西市防犯組合本埜支部総会

 8時半~正午、白須賀貴樹・自民党衆議院千葉県第13選挙区支部長とともに印西市内を歩く。 蒸し暑さが身体に堪えた。
 午後、事務所で県議会リポートのポスティング準備作業。
 15時、笠神青年館。 印西市防犯組合本埜支部総会に来賓出席。 日頃から地域防犯に尽力される指導員の皆様に敬意を表し御挨拶。
 17時、白須賀貴樹事務所。 自民党衆議院千葉県第13区支部会議。 国民の注目がロンドン五輪に集中し、すっかり存在感の薄くなった国政だが、混迷の度は一層深まっている。 野田内閣の求心力はほぼゼロとなり、いつ何時、解散・総選挙となるか予断を許さない状況だ。
 筆者としては今更、「政権奪還」などといった大層なことは言わない。 とにかく、自分の選挙区における議席奪還のみ、若き新人、白須賀貴樹を男にすることが全てである。 空中戦はメディアに任せ、汗と泥にまみれ、農村部及び既存地区の地上戦、新市街地の街頭行動を徹底して闘うしかない。 18時、印西を出て君津市へ向かう。 夜の行事をいくつかキャンセルしたが、冠婚葬祭では何よりも葬が優先されるのは社会常識。
 19時半、君津・虹のホールおびつ。 政調会でいつも御世話になっている自民党千葉県連職員・小曽根利幸氏の御母堂様御通夜。 心から御冥福を祈り焼香する。 合掌 20時、君津を出て印西へ向かう。 22時半、帰宅。 長~い一日であった。

 高田 純 著 「 中国の核実験 シルクロードで発生した地表核爆発災害 」(医療科学社・1,200円)を読む。 放射能問題は放射線防護学の知見に基づき考えなければならない。 本書を読むことで、福島第一原発事故やチェルノブイリも全て客観的かつ相対化して認識し受け止める事が可能となる。 中共によって何度も繰り返された、米ソも及びもつかないメガトン級核実験、とりわけ地表核爆発がいかに危険で非人道的か理解できるはずだ。 中国の核実験で、高線量急性被曝により推定19万人が死亡し、数十万人が放射線障害に苦しんでいるという事実を、一体どれだけの日本人が知っているのだろうか。 なぜ、反原発を叫ぶ左翼市民運動家が、こういった科学的知見を無視するのか。 筆者には全く理解できない。
 さて、放射能問題で現下日本の民主主義は試練を迎えている、と筆者は真剣に考えている。 例えば、脱原発か従来通り原発を使っていくかという国のエネルギー政策を決めるのは、もちろん国民だ。 いくら電気料金が値上がりしようが、産業が空洞化し国の経済が崩壊しようが、風任せ・御天気任せの再生エネルギーがいいというのであれば仕方がない。 まさに、民主的手続きで選ばれた国民の代表が決めるのがゲームのルールである。 しかし、定期点検を終えた個別の原子力発電所の再稼働については、本来は民意とは全く関係のない判断のはず。 ルール(法律)に基づき、かつすぐれて技術的判断に対し、専門知識を持たない情緒的民意が直接可否を判断することなどできないのにも拘らず、このような民意=大衆世論を背景に無責任なマスコミや暴走する首長たちが細かなことに口を出すなど全くのナンセンス。 筆者から言わせると、情緒的な民意に添い寝する政治家や首長はポピュリストであり、「リーダーがみんなの言う事を聞く」(竹中)ことで結局、判断を誤ってしまうと考える。 真のデモクラシーは、「責任あるリーダーがみんなを説得する」ことでしか成立しないと申上げたい。
by takinowa | 2012-08-05 23:23


<< 12.08.06(月) 印旛沼... 12.08.04(土) >>