11.12.10(土)

     県議・滝田敏幸、もの申す! 是は是、非は非 004.gif (78)
   【 前原誠司氏は頭を冷やし、過ちを認め悔い改めよ!


 昨日午後、千葉県総合企画部水政課から森田健作知事ほか六知事連名(石原東京都知事、上田埼玉県知事、橋本茨城県知事、福田栃木県知事、大澤群馬県知事)による「前田国土交通大臣に『八ッ場ダム建設事業の継続』の決断を求める緊急声明」報道発表の情報提供を受けた。 民主党前原誠司政調会長(元国土交通大臣)による御乱心発言が続く中、時機を得た声明と大いに評価するものである。
 内容(要約)は以下の通り。
一、国交省による検証は有識者会議がとりまとめたスキームに基づき科学的・合理的に行われた。
一、検証の手続きは有識者会議でも瑕疵がないと評価され、建設継続は妥当と結論付けられた。
一、利根川流域自治体、ダム建設を受入れた地元にとって、これ以上の時間をかける事は断じて許されない

一、前田国土交通大臣は自らの責任で速やかに建設継続を決断することを求める。

 そもそも、国土交通省による検証作業は前原政調会長が国交相だった時に定めた手法で行われたものだ。 前原氏の後を継いだ馬渕元国交相、大畠前国交相、前田国交相も、この「予断なき検証作業」に基づき判断すると発言してきた。
 これに対し前原民主党政調会長は「十分な検証結果」だとは納得できない者が多い。出された問題について明確な回答がなければ、ダム本体工事に入ることを容認できない、と主張する。
 ハッキリ言おう。前原氏はどうかしている。 御自分が大臣の時、役所に命じて行った「予断なき検証」の結果が気に喰わないからといって、今更「容認できない」とは何事か!! 勝負あり、にもかかわらず女々し過ぎる所業である。
 09年総選挙の民主党マニフェストで掲げた子供手当、高速無料、農家所得戸別補償、ガソリン税暫定税率廃止、無駄を省き16.8兆円の財源を生みだす、脱官僚・政治主導・・・など、ほぼ全ての公約が詐欺であったことが露見した。 しかしながら、その最後の砦が「コンクリートから人へ」の象徴である「八ッ場ダム建設中止」であった。 だが、このことでさえ、民主党は本気ではなかった。それが証拠に国交省のダム検証作業で、小沢幹事長(当時)地元の胆沢ダムは建設継続となったことを思えば、民主党による独裁的政治主導であったと断言せざるをえないのだ。 さらに言おう。 民主党政権は公共事業の箇所付情報を同党国会議員に漏らし、地元で政治活動をさせていた事実も明らかになっている。(確か、前原大臣・馬渕副大臣の時に大問題となった)
 どこまで、彼らは恥知らずなのであろうか。 相次ぐマニフェスト違反が明白になっても、「考え方は正しかった」などと言い訳して決して謝らない。 国民を騙した挙句の果てに、「政権交代は正しかった」と言って居直る阿呆な議員もいた。 民主党の本質は「権力党」だ。 とにかく、理念や哲学はもちろん思想の欠片もない彼らに、罪の意識や恥の感覚などない。発言と行動の乖離など当り前の文化の中で育った政治家ドモなのだ。
 前原政調会長にもの申す。 前田国土交通大臣の決断を妨害せず、お黙(ダマ)りなさい! 民主党マニフェストの誤りと違反を即刻認め、国民に謝罪しなさい。 ただ最後に「 マニフェスト(=八ッ場中止)の基本的方向性だけは正しかった」と釈明することだけは、武士の情けとして許そう。

 終日、事務所で仕事、来客の対応。
by takinowa | 2011-12-10 18:35


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