終日、自宅で安静にして過ごす。
連休中のブログを読んで頂いた方々から多くの御見舞メールや電話を頂戴した。皆様の心遣いに只管、感謝・御礼申し上げます。
数か月に及んだ厳しい選挙も含め半世紀も生きると、どこかで身体に軋み(ガタ)が生じてきたと思います。
膝蓋骨(しつがいこつ)骨折後の
偽関節炎ということですが、症状も少しずつ快方に向かっているようです。本当に御心配をかけました。
生肉の「ユッケ」が原因で発生した腸菅出血性大腸菌「O111」による集団食中毒は、またも国民の食の安全への信頼を大きく揺るがす事件となった。激安・焼肉チェーン店を運営する「フーズフォーラス社」が日々報道され、マスコミ世論のバッシングに晒されている。現時点で死者4名という事態も深刻だし(被害の拡大も懸念される)、また国の食品衛生行政の在り方も今後議論されていくものと考える。
ただ問題は、ミートホープ、不二家、赤福、白い恋人、船場吉兆・・・等々、打ち続く食品業界の不祥事は、利益優先の企業の論理がコンプライアンス意識を根本的に欠落させたのではないかと国民が疑念を抱いてしまったことにある。だがこのことは単なる食品業界におけるコンプライアンスの欠如といった次元ではない。この手の不祥事は過去20年間、思い出しただけでも運輸、製造(家電・自動車・・・)、IT、金融・・・各業界、枚挙に暇がない。本質的な問題としては、資本主義社会の基礎にある信用が危機を迎えているということなのだ。この深刻な事態を等閑視してきたのは、規制緩和の大合唱を主導してきたマスコミ世論といっても過言ではない。結果、利潤追求、稼ぐが勝ちといった資本の論理を称揚する、過剰な規制緩和の国民運動が起こったのである。
いずれにせよ、本日は膝がまだ痛いので、理屈はこの辺りにしておく。
明日から県議会の活動が本格化する。気合十分で臨みたい。