11.04.12(火) 千葉県議会議員選挙・当選証書授与式

 東北から関東にかけての太平洋側で活発な余震活動が続いている。本日も午前8時過ぎに千葉県東方沖を震源とする地震で震度5弱(旭市・香取市、印西市は震度4)、午後2時には福島県浜通りを震源として いわき市及び茨城県北茨城市で震度6弱を記録。また、長野県北部でも午前7時半に震度5弱の揺れが観測されている。 あらためて人知を超えた自然の力を感じるとともに、神仏に祈りたくなる思いだ。
 福島第1原発事故のINES評価が原子力安全保安院によって本日、チェルノブイリに並ぶ最悪の「レベル7」に引上げられた。今は、政府や東京電力を批判している時ではない。政治イデオロギーや立場を超え、国民一致団結してこの危機に立ち向かわねばならない。

 終日、県議選で御支援して頂いた方々に挨拶回り。
 14時、佐倉へ。印旛合同庁舎で行われた県議会議員選挙・当選証書授与式。松本秀夫・千葉県印旛地域振興事務所長から当選証書を頂く。2期目当選の実感がすこしずつ涌いてきた。
 それにしても厳しい選挙戦であった。傍から見ていた人は「楽勝でしたね」とか「圧勝だったね」と声を掛けてくるが、本人はもちろん事務所スタッフ、選対役員は最後の最後まで気を緩めることは全くなかった。特に告示以降、「圧倒的優位」の情報が流れ、楽観ムードが漂うことを全力で阻止せねばならなかった。震災による自粛ムードと油断による投票率低下を本気で懸念した。常に「僅差でリードを許している」と、陣営の引き締めをはかった。そのため、結果として、印西市内全地域で運動を活発に展開することができたと思う。
 思い起こせばこの3ヶ月間、考えつくことはすべてやってきた。平均睡眠時間は約4時間。平日は毎日市内の5駅(JR木下・小林、北総線千葉NT中央・印西牧の原、印旛日医大)ローテーションで朝(6時~8時)、夜(18時半~21時半)の駅頭、在来地区を訪問する地道な県政報告活動、選挙区各地域にポスター掲示、各地区自治会総会などで100回を超えるミニ県政報告会の開催、事務所スタッフによるポスティング活動・・・ とにかく、相手陣営の姿が全く見えない中、自分との戦いが続いたのである。気力・体力の限界に挑戦する日々だった。もちろん、私を支援してくださる同志への感謝の心が言葉では言い表せない程に強くなっていった。
 相手陣営は「民主VS自民」「mad onna(マッドオンナ)候補」「NT 中心」の切り口で運動を展開するであろうと想像はしていた。全てが対立の構図を煽る手法なのだ。前回の県議選でもそうだったが常套手段である。
 こちらはハイブリッド戦術で勝負。都市型空中戦と農村・在来型地上戦をバランスよく融合させた活動を展開。戦略的には、毛沢東の農村が都市を包囲する戦法が見事にはまった。
 最大の勝因は、30名を超える市議の先生方の応援や選挙区内全域に拡がる後援会や自民党ネットワークの活動であったと思う。地域に根差した「人と人との絆」が保守主義の原点であり、大義のない理屈や「民主の風」に勝ったのである。正直、千葉県と印西を守ることができて、ホッとしている。今はひたすら、感謝の気持でいっぱいだ。
 最後に、天国の母・雅子に、この当選をしっかりと伝えたい。母の従兄妹・佐藤榮一さんからも本気で応援して頂いたし、合併して印西になった旧印旛地区や本埜地区の皆さんは本当に温かかった、と。特に、岩戸の応援は凄かったよ、と。
by takinowa | 2011-04-12 20:03


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