10.12.11(土)

 終日、事務所で集中して仕事。
 17時、自民党印西支部政調会打合せ。私が委員長を務める県議会総合企画水道常任委員会で、自民・民主共同提出となった「鉄建機構剰余金(1兆4500億円)の活用を求める意見書(案)」について、その経緯も含め説明。
 
 国政では、民主党政権が大荒れである。国家の外交・安全保障、国民生活や景気対策そっちのけで、「菅・仙石・岡田 vs 小沢」の仁義なき権力闘争が繰り広げられている。菅総理が6月に就任し、参院選、代表選と続き12月の臨時国会閉会まで、何一つ動かず仕舞いであった。いや、鳩山前総理の8か月も、政治とカネや普天間基地移設問題で、政治が機能不全に陥っていた。突き離して言えば、政権交代後の1年4カ月、この国の力は大きく沈下した。常軌を逸していたマスコミも、目を覚ましつつある。あの政権交代は歴史的偉業でも何でもなく、「裏切られた革命」であったと。さすがの民主党政権も、自分たちの失政を前政権へ責任転嫁できなくなってきた。
 そして、政府も巻き込んだ民主党・師走の大喧嘩。もう、ウンザリだ。国難という現状認識が皆無で、民主党内の個利個略だけの政争に終始する姿は異様である。このままでは、この国が滅んでしまう。
 そもそも、民主党には政治理念や思想、哲学など全くない。その内実は、今流行りのマスコミ言語を駆使して、役所バッシングをはじめとするパフォーマンスを得意とする集団だ。しかも、体質は共産党に近い権力主義といってよい。10月以降の内閣支持率低下と松戸ショックで、国から地方まで、液状化現象を起こしている。
 今こそ、草の根保守を基盤とする自民党の出番である。政府与党の敵失により、支持率が少々上昇したからと言って安穏としていてはダメだ。地方が発言し、国・中央を動かすという気概を持って決起しなければならない。もちろん、政治の場で「世のため、人のため」に、一身を投げ打つ覚悟を示さねば、有権者の信頼回復はない。ただ見苦しく、与党の足を引っ張るだけでは、国民からも見放されてしまう。特に、地方では責任政党の自民がイニシアチブを発揮し、民主党をリードしていくくらいの度量が必要と考える。
 いずれにせよ、明日の茨城県議選が大注目となっている。もし民主党惨敗となれば、菅・岡田・仙石と小沢の間で来週以降、途方もない「責任の擦り合い」が繰り広げられるであろう。想像しただけでも、おぞましい。
by takinowa | 2010-12-11 19:37


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