10時半、平岡の印西斎場へ。10月2日に御逝去された一市二村合併前最後の本埜村長・五十嵐勇(前印西市特別顧問)氏の告別式に参列。 61歳という余りにも早過ぎる永遠(とわ)への旅立ちだった。人の世の無常と知りつつも、ただ只管(ひたすら)天を恨むものである。 五十嵐村長とはこれまで何度も酒を酌み交わし、御付き合いさせて頂いた間柄だ。もちろん、政治の大先輩でもある。忌憚なく意見交換し、時には議論が白熱することもあった。また、小生の選挙についても親身になって心配し応援して頂いていた。心より御冥福を祈り、御別れする。
先月急逝した大村豊樹・印西原山郵便局長に続き、御世話になっていた方が相次いで彼岸の世界に逝ってしまった。熱く政治を語ってきた地元の先輩がこの世に不在となり、本当に辛く悲しい。正直、空しさと寂しさが心にこみ上げてくる。だが、私自身もう一度、自分を奮い立たせ、千葉県と地元印西そして日本のため力を尽くすことが最大の供養であり責務と思っている。「どうぞ、天国から見守ってください。そして、御指導ください」と御祈りしたい。 午後、事務所で仕事、打合せ。本日は夜の会合はなしで休肝日。じっくりと本を読み思索したい。 本日、2010年のノーベル化学賞に鈴木章さんと根岸英一さんの二人が選ばれた。この度の受賞を日本人として名誉に思うとともに、心から御祝い申し上げたい。 最近、国政が乱れ、さらに日本経済も低迷する中、久々に明るいニュースであったと思う。ただ、このことで政府の外交大失態や経済の失政、政治とカネの問題がボヤケてはならない。マスコミには慶事は慶事、政治は政治として、しっかりと仕分けし報道して頂くことを願うばかりだ。 丸山茂徳 著 「科学者の9割は<地球温暖化>CO2 犯人説はウソと知っている」(宝島新書・680円)を読む。著者の丸山茂徳・東工大教授に関しては10/03付ブログで紹介したが、わが国を代表する科学者の一人に間違いない。 人類を待つ本当の危機は何か。それはCO2を主因とする地球温暖化ではないことが豊富なデータを基に、極めて分かりやすく書かれている。もし日本国中でCO2排出量をゼロにしても、地球の気温はたったの0.0004℃/年しか下がらないとの指摘は驚きである。真の危機は「人口問題」や石油の枯渇による「エネルギー危機」と「食糧問題」にあると著者は警鐘を鳴らす。政策提言において若干の異論はあるが、相当の説得力だ。 県議・滝田敏幸、もの申す! 是は是、非は非 (57) 【 那覇地検、中国人船長の処分保留(不起訴)を不当とし、検察審査会に告発しよう! 】 これまで何度もこのシリーズで書いた通り、那覇地検が中国人船長<せん>其雄容疑者を処分保留で釈放したことは、日本の国益を大きく毀損する論外の行為と考える。 そもそも、容疑を否認し逃亡の恐れが十分にある被疑者を、なぜ処分保留のまま保釈するのか。不起訴を決定してから釈放するのがルールではないのか。まさに、法治国家の秩序を揺るがしかねない地検の判断である。 那覇地検の鈴木享・次席検事は記者会見で、 「わが国国民への影響や今後の日中関係を考慮すると、身柄を拘束を継続して捜査を続けることは相当ではないと判断した」(9/24)と述べた。 多くの国民が不可解に思ったことであろうが第一、検察庁は外交的判断をする権限を持っていない。にも拘らず、超ドメスティック(国内的)官庁である法務省検察庁の一出先機関の職員(検事)が、国家主権に係わる外交判断を行ったのだ。 このことに対し、菅総理以下仙石官房長官、前原外相、岡田幹事長は口を揃え「全て検察当局の判断」と答えている。 どこまで、無責任かつ出鱈目な嘘を吐き通すのか。「何が脱官僚、政治主導だ!」といった怒りのメール・FAXも数多く寄せられてきている。 筋論から言えば、検察庁の今回の決定に対し、菅総理は真っ先に柳田法相へ指揮権発動を指示し、撤回させるべきであったのだ。だが、菅政権は時間の経過をひたすら待って、日本の国益を毀損する史上稀な外交大失態を何ら反省せず、過去の出来事にしようとしている。何という姑息な政治であろうか。真実を隠していることなど、国民は皆知っているのだ。 今こそ、国家主権の根幹である外交に関して、ここまでふやけた政治を行っている菅政権に、我々は批判の声を挙げなければならない。 これは、昨日の「緊急シンポジウム 鈴木宗男・佐藤優 生激白! <外交と検察> 」でも提起されたが、今回の事案に対し「検察審査会への審査申し立て」を是非とも行うことが重要と考える。 検察庁は中国人船長を処分保留・釈放としたが、タイミング(世論の鎮静化を待って)を見ていずれ不起訴処分の決定を行うはずだ。恐らく、菅政権も検察庁も、これにて一件落着と考えていると思う。だが、その時に、「不起訴処分不当」として、検察審査会に告発するのだ。その過程で、今回の船長の釈放が、日本の正義と国益に適った行為であったかどうか、われわれは再度、検証せねばならない。 本ブログ読者の皆さんの御意見を、お寄せ頂きたい。私は本気である。 また、今回の決定に対し、国会で真相究明に当ることも大事である。検事の国会への参考人招致、証人喚問も含め、しっかりと対応して頂きたいと考える。 外交には与党も野党もない。民主党国会議員の方々は、党利党略ではなく、国を思う良識をもって政治に臨んでほしいと願うばかりだ。
by takinowa
| 2010-10-07 20:43
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