10.06.30(水)

 早朝から、携帯電話が鳴りっ放しとなった。本日、千葉日報では一面トップ、朝・毎・読・日経・産経も県版トップ記事で、「白井市議会の北総鉄道値下、補助認めず」を扱っている。
 私自身これまで、多くの報道機関から取材を受けてきたが、決着が付くまで根本のところでは沈黙を守ってきたし、表立った行動は控えてきた。白井市議会が「ルビコン河を渡った」以上、私としても超党派の沿線選出県議や関係各方面へ、正々堂々と働きかけていきたい。議会における政治活動を中心に、しっかりと事態を動かしていかなけらばならない。

    県議・滝田敏幸、もの申す! 是は是、非は非(41)
  【 農家の戸別補償制度印西市の申請件数は14件 全農家の僅か約0.6%

 
 本日が締め切りとなる農家戸別補償制度について、印西市役所経済部に問合せしたところ、全農家数・2,249戸に対して申請件数がたったの14戸であったという。これは1%以下、僅か約0.6%と驚きの数字である。全国でも約3割と、まさに低水準であるが千葉県内ではどの自治体もほぼ数%の状態。特に本県の穀倉地帯である香取市や印西市などの水郷地帯では、ほとんど該当者なしとなっているのだ。
 昨年の総選挙で、民主党は「農家戸別補償制度」により、日本の食料自給率を50%に上昇させると自信満々に訴えていた。「開いた口が塞がらない」とはこのことである。どういう道筋で50%になるのか、ハッキリと明示して頂きたい。限りなく詐欺に近い。選挙目当ての言葉だけが踊り、農家と国民を騙して恥ずかしくないのか。率直に申し上げたい。彼らは、嘘つき集団である!
 無駄な公共事業のレッテル貼りをして、農水省の土地改良や漁業・林業予算を半分以下に削減するなど、まさにやりたい放題。削ったおカネ・約5,618億円を、何の効果もないバラマキである農家戸別補償に遣おうとするのだから狂気の沙汰である。
 わが印西は5,000ha以上の農地を抱え、印旛沼・手賀沼地区など本県を代表する穀倉地帯だ。全農家の僅か0.6%しか対象とならないような制度は、全く以って迷惑千万。老朽化が進み、もはや国営の土地改良施設の修繕は待ったなしの状態となっているのだ。もちろん、印西だけでなくほとんどの県内農家は怒っている。そして、民主党の農政はこの国の農業を徹底的に破壊し尽くす可能性を、皆感じ取っている。
 全国の全ての農家の皆さん! 民主党による地域の実情を全く無視した政治に、断固・NO!を突きつけようではありませんか!!
 
 午前中、事務所で作業。11時、印西斎場へ。公私ともに御世話になっている元印西市商工会副会長・山口淳一氏の御母堂様告別式に参列。心から御悔みを申し上げ、焼香する。合掌。
 正午、事務所にもどり仕事。昼食は超久々にマックのチーズバーガー(×2)とコカコーラ。午後、事務所で気の遠くなるような膨大な作業。猫の手も借りたいが、我が家の黒子(クロ子)チャンでは無理と溜息をつく。まさしく、19世紀のマニファクチュァ(家内制手工業)に近い世界である。
 15時、小那木武男・自民党印旛支部長、織原拯・自民党本埜支部長と時間差で打合せ。新印西市は市域も拡大し、事務所を出てぐるっと廻るだけで約40Kmのドライブとなる。17時、事務所にもどりスタッフと打合せ。
 18時半、木下の柏屋蕎麦店で印西RC・夜間例会。地域の旦那衆の貴重な御意見を承る。21時半、事務所にもどって内職。23時半、帰宅する。
 世間では、県議というと華やかな政治の世界と思う方もいらっしゃるが、実態はどうなのだろうか。他の先生のことは分からないが自分自身、超庶民派県議であることは間違いないと思うものである。

   6月に読んだ本
〇 「アフター・ダーク」 村上春樹 著 講談社
〇 「断る力」 勝間和代 著 文藝春秋社
〇 「何をなすべきか」 レーニン 著 村田陽一 訳 大月書店
〇 「国家と革命」 レーニン 著 全集刊行委員会訳 大月書店
〇 「毛沢東選集 Ⅰ 」 東方書店

 選挙前、集中して左翼関係の本を読んだ。思想的には全く同意できないが、どれも古典である。「何をなすべきか」や「国家と革命」を久々に読み返すと、左翼の強(したたか)かさというか、権力への尋常ではない意志に改めて驚かされる。また、毛沢東の本は、この参議院選挙で、印西の戦術を考える上で大いに参考となった。すなわち、「農村が都市を包囲する」である。絶対権力の民主党政権を打倒するためには、地方からの反撃が全てと考える。
by takinowa | 2010-06-30 23:59


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