10.06.18(金) 八ッ場ダム推進議連1都5県の会 総会 / 前原国交大臣へ、125,767名分の署名簿を提出

 7時半、事務所で仕事。参院選公示まで後五日間となった。やるべきことはやって、千葉地方区・椎名一保と全国比例区・臼井正人W勝利に向け、万全の態勢で戦(いくさ)に臨みたい。
 10時半、印西を出て県庁へ向かう。12時半、鈴木良紀・議員会長らとともに県庁を出て東京都庁へ向かう。
 14時、東京都議会で八ッ場ダム推進議連1都5県の会 総会に出席。八ッ場議連は日本一の大河川・利根川流域の1都5県(千葉・東京・埼玉・群馬・栃木・茨城)の超党派(自民・民主・公明)の議会議員253名で構成され、不詳・私滝田が事務局次長を仰せつかっている。(注) 総会では来賓の石原慎太郎 東京都知事、大澤正明 群馬県知事らが挨拶を行う。 地方の声を全く無視した前原国土交通大臣の一方的中止声明に対し、両知事も断固とした抗議の意志を述べた。(千葉県からは、森田健作知事代理として石渡副知事が出席) また、上田清司埼玉県知事が4月1日付で特別参与に任命した柿沼トミ子前大利根町長 (本年3月末で加須市と合併) からは、利根下流域を代表して治水の重要性に関するリアルな訴えがあった。 1947年・カスリーン台風上陸時と同様に破堤した場合、被害総額は最低でも34兆円にのぼると国土交通省は試算している。
 日本は法治国家である以上、いくら大臣といえども、法(特定多目的ダム法)に違反する行為は絶対に許されない。 国会にも諮らず独断と偏見で一方的に中止声明するなど、まさに論外であり国会無視も甚だしく明確な憲法違反だ。議事の最後に、各都県で集められた125,767名分の署名が集約され閉会。わが印西市からも200名以上の有権者から、政府に対する怒りと憤りに満ちた署名を御預かりしている。15:10、新宿の都庁を出て霞ヶ関の国土交通省へ向かう。
 16時、国土交通省4Fの大臣室で、対 前原誠司国交相への要望活動に同席。各都県代表者から集まった署名簿が大臣に手渡され、利根川流域自治体の明確な意志を伝達する。恐らく、前原大臣も鳩山前総理と同様に、「学べば学ぶほど」、ダムの必要性を認識してきているに違いない。正直に自分と民主党マニフェストの非を認めるべきである。面談で、苦し紛れの言い訳に終始する大臣の話は哀れとしか言いようがない。しかしながら、議論は全く嚙み合わず、平行線となった。そもそも、八ッ場ダム事業へ無駄な公共事業のレッテルを貼って、総選挙の争点にすること自体、出鱈目な話である。私は絶対に許せない。尚、八ッ場についての小生の意見は、昨秋から何度も本ブログで述べているので、是非御覧いただきたい。
 16:40、国交省を出て印西へ向かう。18:10、千葉ニュータウン中央駅前で椎名一保後援会とともに街頭行動。通勤・通学の有権者へ、支持を訴えかける。21時、ガストで食事。22時、帰宅する。
 また本日、総会会場で、本ブログ読者の栃木県庁・県土整備部 八ッ場ダム担当・IK さんから挨拶を受けた。I さんは佐藤優ファンで、彼の著作を通じ小生のことを知ったという。これも何かの不思議な御縁であり、人と人との出会いに感謝するものである。
(注) 千葉県では、県議会や印西市議会(H21年12月議会)はじめ多くの地方議会で、政府の事業中止の撤回を求める意見書が採択されている。特に印西議会では、民主党所属の市議さんはじめ大多数の先生が「八ツ場」継続を訴えておられると聞いている。党利党略に囚われず、実に常識的判断である! まさに、わが地元・印西にとって治水・利水の両面で絶対に必要な施設との共通認識を、現地視察を行い持つようになったとのこと。
by takinowa | 2010-06-18 22:31


<< 10.06.19(土) 10.06.17(木) >>