10.03.30(火) 白井市議会、北総鉄道補助金削除

     県議・滝田敏幸、もの申す! 是は是、非は非 (26)
    【 白井市議会に賢明なる判断を要望する
 
 
 本日の千葉日報一面トップ及び朝・毎・読・産経・日経の県版トップに、白井市議会が可決した北総鉄道補助金削除に関する記事が踊った。前日から複数の関係者から情報提供があったため、驚きはしなかった。
 正直に申し上げよう。
 私は昨年11月以降、北総鉄道運賃問題に関して多くの方々(地元市民)からお叱り(バッシング)を受けてきた。その主旨は、地域のミニコミ紙の影響で「値下げ幅が5%では到底納得できない。抜本的解決以外、いかなる決定も許さない」というものであった。3年前、私は「北総鉄道高運賃是正を、政治の力で解決する」と公約し選挙を戦ったことは事実である。 非力ながら、県議会本会議場の一般質問で、堂本・森田歴代知事に対し8回連続で北総鉄道問題を取り上げた。マスコミ関係者からは「県政史上、前例がない」とか「結果が出なかったら、切腹ものですね」との声もあった。
 マックス・ウェーバーの「職業としての政治」にある「政治は結果責任」の通り、私は北総鉄道問題で「普通運賃5%、通学定期25%値引」という結果に対して、責任があると考えている。もちろん、多くの市民が怒っている「抜本的解決ではない」ことも十分に承知しつつ、責任を取る覚悟(=「選挙の洗礼に粛々と従う」という意味で)を決めていたのだ。
 事実上の国=国土交通省・前原誠一大臣の調停案を、昨年11月に県・沿線6市2村・鉄道事業者(京成・北総)は合意し受け入れた。そのような状況下、この度の白井市議会の決定は、同市だけの内政問題に止まらない。むろん、独立した法人格を有している千葉県及び他の沿線自治体、国、鉄道事業者にも多大な影響があることは自明の理だ。まさに、公的支援の枠組(スキーム)の危機といえよう。
 恐らく、事態がこのまま推移すれば、通学定期25%割引を含めゼロ回答となるであろう。すなわち、北総鉄道の運賃問題において、結果がでないこととなるのだ。ゼロ回答も結果といえば結果なのだが、正直、私としてもこのようなケース(白井市議会の補助金削除決定)では、結果責任の取りようがない。
 いずれにせよ、私の主張は昨日の滝田ブログに書いた通り。繰り返しになるが、鳩山総理の「(普天間基地移設問題)最低でも県外」と若井康彦代議士の「(北総線値下問題)抜本的解決」は同じ論理構成である。私としても、党派は違えどもお二人の理想には何の異論もないし、協力も惜しまない。ただ、政治家にとって「言葉」は死活的に重要であり、結果責任が伴うことを生意気ながら御進言致すものである。
 ここまで言った以上、ハッキリと申し上げる。私は私の信じる健全な保守政治、すなわち地域の「草の根保守」に殉ずる覚悟はできている。自民であろうと民主であろうと、地元地域社会のため「是は是、非は非」の立場を貫き通すつもりだ。もっと言えば、地域の道普請(=公・おおやけ)のため、「捨石」いや「石炭ガラ」になって死ねるならば本望と、大真面目に考えている。これは格好を付けて言っているのではない。家内には申し訳ないと思っているが、本気である。
 白井市の本ブログ読者に御願いしたい。北総鉄道への補助金削減議案への議員ごとの賛否を、御確認頂きたい。また、議事録を精査して頂きたい。自ずと、誰が責任ある発言を行い、決断をしたか、逆に誰が現実に対し、無責任であったかが明らかになると考える。 その際の基準は、威勢のいい発言、例えば「抜本的な」といった言葉遣いを連発する先生はほぼ後者と見て、間違いない~。
 また、横山久雅子市長のリーダーシップの発揮、並びに市議会の賢明かつ責任ある判断を、県議として・一印西市民として願うばかりである。
 できればいずれ近い機会に、印西・白井の行政負担額については正確な数字を示し、御説明したい。2市2村の行政及び財政レベルで、合理的根拠を明示するつもりだ。読者の皆様には是非、ご検証頂きたい。

 午前中、白井市方面で政務調査。親戚や有力者を廻り、情報収集。12時、印西を出て県庁へ向かう。
 13時半、党県連事務局の鹿児島さんと青年局の活動について打合せ。14時以降、健康福祉部衛生指導課、総合企画部水政課、県土整備部、農林水産部耕地課の順で政務調査。15時半、総合企画部交通計画課から北総鉄道問題でヒアリング・意見交換。16:15、県庁を出て印西へ向かう。17時半、自宅にもどり礼服に着替え。
 18時、印西斎場へ。印西市議会元議長・塚田唯夫さんの奥様の御通夜に参列。引き続き、滝田後援会で市議時代から、お世話になっている六軒のSさん御母堂様の御通夜に参列。
 19時半、自民党印西支部最高幹部会議。22時半、帰宅する。
 私は、どんなに苦しくても、決して投げ出さない。もちろん、人も裏切らない。だが、どちらかと言うと、「騙すよりも騙された方がいい」と思うくらいのお人好しであり、政治家としての資質において秀でているかどうか、正直自信がない。ただ、最後まで責任を取る覚悟はできている。歯を喰いしばって頑張るつもりです。今後とも、本ブログ読者はじめ、全ての皆様の御指導の程、宜しく御願い致します。
by takinowa | 2010-03-31 00:32


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