10.03.29(月)

 日本列島に寒気が流入し、真冬の寒さに逆戻りである。夕方、雪も舞った。桜の開花が宣言されて以降、春とは程遠い日が続いている。
 終日、事務所で仕事。 3/27に行った「佐藤優・トークライヴ」の残務処理。参加者から何本もの御礼や感想のTEL・メールを頂く。 もちろん、佐藤本人からも。 あらためて、心友の心と情けに感謝である。16時、印西市野球連盟役員と意見交換。
 夕方から夜にかけて、北総鉄道運賃問題関連で県職員及び複数の新聞記者から電話を受ける。明日30日の朝刊各紙県版に掲載されるだろうが、非常に心配な情報である。白井市議会が、俄かには信じられない議決を行ったとのこと。一地方自治体の議決を批評するつもりは全くないが、北総鉄道運賃値下げ問題では沿線の6市2村と県による公的支援の枠組が前提となっている。万が一の事態となれば、これまでの努力が水泡に帰す。
 確かに、民主党の若井代議士が言う通り普通運賃5%、通学定期25%の値下げは抜本的解決ではない。また、線路使用料で3億円という京成電鉄の負担も納得はいかない。しかしながら、昨年11月の地元県・6市2村と京成電鉄の協定は、実質的に前原国土交通大臣による調停なのだ。それを蹴飛ばすようなことは、結果として運賃値下げゼロとなってしまう。「抜本的解決」というベストを追い求めた結果、「ゼロ」というワースト(最悪)になっては元の木阿弥である。
 誰もが納得のいく結果ではないが、成田新高速鉄道開業という「機会の窓」を閉ざさず、「段階的解決を目指す」といった柔軟な発想をなぜできないのだろうか。鉄道運賃値下げは限りなく困難なミッションであり、まず「風穴」を開けることが大事なのだ。
 恐らく、自らの政治的パフォーマンスに対し酔っているというか意識過剰となり、無理難題を吹っかけ発言する勢力が一部に存在するのであろう。ただ、手前勝手な理屈を並べているにも拘らず、彼らは正義感に燃えているから始末に悪い。客観的には大いなる勘違いであり、無責任な言動なのだ。まさに、アダルトチルドレン!!
 いずれにせよ、鳩山総理の普天間移設に関する「最低でも県外」と、若井代議士の北総鉄道値下に関する「抜本的解決」という物言いが、あまりにもソックリなので驚くばかりである。どちらも、言葉に対する無責任さでは人後に落ちない。
by takinowa | 2010-03-30 00:27


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