10.02.06(土) 元外務省主任分析官・佐藤優氏との勉強会

   ハイチ大地震被災地支援街頭募金活動・御協力ありがとうございました040.gif040.gif040.gif
 1月に続き、2月1・3両日、印西牧の原・千葉ニュータウン中央の両駅で行われた自民党印西支部青年局による「ハイチ大地震被災地支援・緊急街頭募金活動」に、多くの皆様に御協力頂きました。心より御礼申し上げます。
 二日間で、合計・33,538円の募金が集まりました。一月分と合わせますと、累計・67,386円となっております。御預かりした募金は2月10日に一旦〆て、日本赤十字社を通じ被災地へ送らせて頂きます。後日、最終報告を行いますので宜しく御願い致します。

 昨日、3ヶ月ぶりに元外務省主任分析官・佐藤優氏と勉強会を行った。現下の政治情勢や<小沢VS検察庁>等について、インテリジェンスに関する内容も含め、実に興味深い話を伺うことができた。佐藤は鳩山総理や小沢幹事長の政治資金問題で、この間の一連の発言が民主党寄りと受け取られている様だが、実際は政治的に是々非々の立場を貫いている。
 佐藤の現状認識としては、「自民党の存亡は、夏の参院選に全てが懸かっている。状況は厳しい。各種団体(医師会、財界・・・ほか)の自民党離れは加速している。滝田は後援会の強化を急ぐべきだ」といったところであった。また、「国政レベルの<自民VS民主>といった図式ではなく、(県民の地元に対する帰属意識を高めるといった)<千葉県民党>的発想が大事と思う」といった指摘もあった。
 以下、民主党の認識に関するやり取り。
 滝田 「鳩山民主党政権の迷走をどう見るか」
 佐藤 「問題は民主党の政治にイデオロギーがないということ。体質は民主というよりも、<権力党>だ」
 滝田 「思想やイデオロギーが無く、<権力党>的な体質ということは、ファシズムと親和的ではないのか」
 佐藤 「その通り。理論や原則のない政治は、絶対的に強い。滝田も心してかからなければ厳しいと思う」
 滝田 「自民党は確かにいい加減なところもあったが、根本には保守思想があった。結局、コンセンサス政治が時代遅れとなり下野することとなった。民主党には本当に思想はないのか」
 佐藤 「ハッキリ言って、ない。右とか左といったイデオロギーではなく、<権力>が彼らの内在的論理となっている」

 実にリアルな価値中立的分析である。ただ、恐ろしい話だ。突き放した見方をするならば、無原則な政治を行っても全く平気な政党なのだ。八ッ場ダム中止、インド洋海上給油の中止、暫定税率、日本郵政社長人事、普天間基地移設問題・・・等々。佐藤の言う<権力党>を定義するならば、「政治の価値基準の第一に権力の維持を掲げる政党」と言ったところであろう。自民党とは比較にならない程、彼らは権力に対して貪欲なのだ。思想やイデオロギーをかなぐり捨て、選挙マシーンのモンスターと化した相手ほど厄介な相手はいない。確かに強敵である。我々としても、保守思想の旗をしっかりと掲げ、断固戦わねばと思うものである。

 本日は公務がOFF。11時、事務所で仕事。12時、平岡の印西斎場。消防団の先輩・山崎前副団長の御母堂様告別式に参列。心からお悔やみ申し上げ、焼香する。午後、久々にフリー。
 内田悦嗣県議からお借りした、重村智計著 「『金正日』後の北朝鮮」(三笠書房・571円)を読む。最新の北朝鮮に関する情報本。佐藤優×鈴木琢磨 「情報力・情報戦を勝ち抜くための知の技法」(イーストプレス社・1600円)と併せて読むことをお勧めしたい。
by takinowa | 2010-02-06 15:36


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