09.09.01(火) 防災の日

 本日未明から昼過ぎにかけてexcite.のサーバ障害が発生し、本ブログを御覧頂けなかった。私の責任ではないが、御詫び申し上げる。15時頃、復旧。
 選挙疲れによる少々の脱力感はあるものの、終日事務所で仕事、来客の応対。
 昨日のブログで書いた「衆院選総括」について、県内外・多くの読者からメール・FAXで御意見が寄せられてきた。あまりにも大きな反響で、ただ驚くばかり。一部悪意に充ちた内容のものもあったが、ほとんどは真剣にこの国の政治を考えての御便りだった。ここで注目すべきは、自民党支持層以外と思われる方からの便りが実に多かったこと。どれも、「ムード選挙」や「二大政党による政争」といった現下の政治状況に批判的内容であった。概ね、私の考え方や分析を支持する方が多いと感ずる。そして、一つずつ読みながら、「御尤も」と感心すること頻り。時間はかかるが、丁寧に御返事を書いていくつもりだ。御意見を下さった皆様に、取急ぎ感謝・御礼を申し上げる。いずれにせよ、本ブログを通じ今後も、「思考する世論」にしっかりと私の考えを訴え続けるつもりである。
 加藤紘一著「劇場政治の誤算」(角川書店・705円)を読む。最近出版された政治家本では、ピカ一の内容。自民党の内在的論理が実に分かりやすく書かれている。また、小泉改革に対する評価についても、私とほぼ同意見。昨日私の書いた「衆院選総括」と被(かぶ)る部分も多く、正直驚いている。それにしても返す返す残念だったのは、あの9年前の「加藤の乱」。ヒストリカル・イフになってしまうのだがあの時、加藤氏が大衆的ポピュリズムに乗った政治行動を取らなければ、現下の政治状況も変わっていたであろう。野中広務幹事長、鈴木宗男氏らとともに、自民党も「リベラル・保守」の方向に行ったと思う。少なくとも、小泉・竹中の進めた急進的新自由主義路線は取らなかったはずだ。結局今、加藤氏は代議士でありながら、当代随一の政治評論家となってしまっている。
 いずれにせよ、自民党は下野した。まず、これまでの政治を反省することが第一。そして、責任野党として、国家・国民を第一に考える「対話」の政治を進めることが大事である。
by takinowa | 2009-09-01 20:37


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