09.08.14(金)

 6時6分、六軒区の共同墓地で滝田家の御墓参り。父、母、御先祖様を偲び、今の自分が生かされていることに感謝する。
 産経新聞の報道によると13日夜、民主党・岡田幹事長はマニフェストの目玉の一つである高速道路無料化について、首都高速と阪神高速は除外する考えを示した。マニフェストの下敷とされる09年民主党政策INDEXでは、「首都高速・阪神高速など渋滞が想定される路線・区間については社会実権を実施して影響を確認しつつ無料化を実施する」としている。まさに公示直前の修正であり、公約との整合性が問われるのは必至だ。いずれにせよ、思いつきのマニフェストは無責任であり矛盾に充ちている。
 終日、事務所で作業。夕方、早めに帰宅する。日中は30度を越したものの湿度も低く、夜になって秋の気配。何度か厳しい残暑はあるだろう、しかし今年は盛夏を感じる日がほとんどなく、少々寂しい気もする。梅雨明け後に天候が愚図ついたため、稲の生育状況も心配である。
 そういえば昨日、庭でツクツクホウシの鳴き声を聞いた。今までは、油蝉、ヒグラシ、みんみん蝉が中心だったが、蝉も主役交代となる。自分だけかも知れないが小学校の頃、ツクツクホウシの鳴声を聞くと、夏休みの終りを意識して物悲しい気持になった。たいてい、御盆の頃だったと思う。多分、夏の終りを感じた少年期特有のセンチな気分だったのだろう。
 日本には明確な四季がある。季節の移ろいは藤原正彦流に言えば、日本文化の特徴である「ものの哀れ」や「侘び・寂び」、「はかなさ」といった情緒を醸成したという。また、日本人の死生観の根底には、わが国の文化の繊細さがあるのだろう。
 本日は、情緒について考える滝田敏幸的心であった。
by takinowa | 2009-08-14 19:57


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