09.08.12(水)

 本日の毎日JP(01時06分配信)「<民主公約修正にじむ迎合路線』…説明会での指摘を反映」との記事が目を引いたので、以下引用する。
 「民主党が衆院選マニフェストで米国との自由貿易協定(FTA)を巡る5項目を修正した背景には、農業関連団体などからの猛抗議を受けた対応に加え、3日から11日まで行われた説明会での指摘を取り入れようとの姿勢があった。直嶋正行政調会長は「政策が変わったわけではない。修正には当たらない」と釈明したが、度重なる軌道修正は票目当ての「迎合路線」の感が色濃くにじむ」 と、かなり手厳しい。
 この記事を読んで、本ブログの読者はどう思われたであろうか。民主のブレはFTAに関することだけではない。「道路特定財源の暫定税率廃止」や「国と地方との協議の場を設置」、「テロ特別措置法」、「成長戦略」… 世間から寄せられる多少の批判に右往左往である。
 分かりやすい例を挙げよう。ガソリン税暫定税率廃止について昨年、民主党は「ガソリン値下げ隊」なる馬しか騒ぎのパフォーマンスを演じ、国民の顰蹙をかった。そして、民主は議長の調停案を蹴って、国会を空転させた(これ自体、とんでもないルール違反!)。 地方行政にしてみれば許し難い無責任な政治であったが、昨年春から夏にかけてガソリンが1㍑180円に高騰する中、「25円値下げ」を主張する民主に追風が吹いた。しかし、9月以降のガソリン価格(100円/㍑前後まで)の急落により、民主は国から地方まで沈黙。だが、ここにきて130円前後まで値上がりしてきたため、総選挙を意識してマニフェストに掲げたに違いない。もちろん、民主には小利口な政治家も多く、彼らは「暫定税率廃止」により国や地方の財政に穴の空くことを理解している。本音ベースでは財源がないことを知りつつ、「無駄な公共事業を見直し、行革を推進し…財源を確保する」と主張するのである。具体的な裏付けもなく、全く無責任! いずれにせよ、選挙目当てのポピュリズムであり、「発言と行動の乖離」(言ってることと、やってることが正反対)状態なのだ。このことについて、県議会で矛盾だらけの質問をする議員もいた。ブログで実名は出しずらいので、興味のある方はメールか電話にて問合わせて頂きたい。必ず、御返事するつもりだ。
 また、一昨年の秋から昨年正月にかけて、民主・小沢一郎代表(当時)が憲法違反と断定した「新テロ特措法(ガソリン給油法案)」再延長問題の今回の対応も支離滅裂。さらに、当時の同法案衆院再議決の際、小沢代表は国会を欠席し、そのことを記者団に追及されると「大した問題ではない」と答えたとも言われている。まさに、国益や政策より政局なのであろう。
 私は恐らく「民主党批判をせよ」と命ぜられれば、400字詰原稿用紙で数百枚書くことも可能であろう。(残念ながら、自民に対しても同程度書けるが…) ただ選挙前で忙しいので、本日はこれまで。
 午前中、地元でポスティング活動。12時、木下の柏屋で印西RC例会。13時半、市内を新盆見舞いで廻る。15時、事務所にもどり打合せ。16時半、再度新盆見舞い。18時、事務所で仕事。18日の公示まで時間との勝負だ。
by takinowa | 2009-08-12 21:37


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