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09.10.31(土)

     県議・滝田敏幸、もの申す ! 是は是、非は非 (4)
   【 民主党、「政治主導・脱官僚」の出鱈目さを斬る! 】

 
 どうしても言わねばならぬと思う。本日は、民主党政権が元大蔵省事務次官の斉藤次郎氏を日本郵政の社長に起用することについて。
 私は、亀井静香大臣が小泉・竹中氏が進めた郵政民営化を見直すことは正しいことと考える。全国津々浦々の地方・地域で、役に立つ郵政三事業にするためにも国の関与は絶対に必要だ。また、亀井大臣が代表を務める国民新党は、「脱官僚」といった出鱈目な公約をしておらず、今回の人事について責めを負う必然性は全くない。亀井大臣は、自己の信念に基づいた人事を行ったに過ぎない。徹底的に責められるべきは鳩山総理である。以下、いくつかの問題点を指摘する。

  1.「天下り禁止」の嘘
 民主党は霞が関解体、天下り禁止、政治主導、脱官僚をマニフェストで公約の1丁目1番地として、総選挙から今まで主張してきたにもかかわらず、斉藤次郎・元大蔵省事務次官を日本郵政㈱社長に起用した。鳩山総理はマニフェストを「国民との契約」というが、今回の人事は典型的な天下り人事ではないのか。

  2.国益を棄損した民主党の御都合主義
 自民党政権だった昨年3月、民主党は日本銀行総裁人事で、財務省元事務次官の武藤敏郎氏に「官僚の天下り反対」と「財務省の日銀への影響力排除」を理由に反対した。ところが今回、大蔵省元事務次官の斉藤氏の人事には賛成した。民主党の対応は矛盾しており、明白なWスタンダードではないのか。思い起こせば当時、切迫する世界金融危機への対応を検討するためのG8(財務相・中央銀行総裁会議)において、我が日本は民主党が武藤氏につけた難癖により、日銀総裁不在で臨まなければならなかったのである。衆参のネジレ状況の下、自民党・福田政権を窮地に陥れるため日銀総裁人事を政局に利用したのである。国益よりも政局を優先した蛮行であり、まさに御都合主義の極致であった。いずれにせよ、民主党は武藤氏が日銀総裁になるのを阻止したが、これは大きな過ちであった。そもそも、人間を経歴で差別するのは大間違い。先ず以って猛省すべきは、民主党の日銀総裁人事の際の頑なで政局優先、御都合主義的対応である。

  3.民主党の行き過ぎた反官僚主義
 斉藤新社長が大蔵省出身の元官僚だからダメといった議論はナンセンス。糺さなければならないのは、「霞ヶ関解体」を叫ぶ民主党の「反官僚主義」である。そもそも、民主党の掲げる「官僚の天下り全面禁止」などは非現実的な話だ。大衆を煽動する反知性的プロパガンダに過ぎない。もちろん、高級官僚の「渡り」など以ての外だが、有能な人材の活用は必要と考える。良い天下りと悪い天下りの仕分けが大事なのである。    以上

 午前中、事務所で仕事。午後、成田市方面で政務調査。

   【 10月に読んだ本 】
○ 「政権交代論」 岩波新書 山口二郎
○ 「惜別」 新潮文庫 太宰治
○ 「我が心、石にあらず」 新潮文庫 高橋和巳

by takinowa | 2009-10-31 23:34

09.10.30(金) 若草大橋有料道路 現地調査

 午前、千葉と茨城県境の若草大橋有料道路及び幹線道路との接続状況を現地調査。若草大橋は千葉県印旛郡栄町と茨城県北相馬郡利根町の間を流れる利根川を跨ぎ、01年着工・06年4月に供用開始、総延長1.7kmの有料道路(普通車・200円)である。
 午前10時半に橋を渡るものの、全くすれ違う車もなくガラガラ状態。近日中に県庁で、同橋の通過交通量を調査しようと思うが、あまりに寂しい利用状況である。これまで(私が印西市議時代)から聞いてきた説明によると、「 県道阿見・龍ヶ崎線を延長した土浦・龍ヶ崎方面から、国道464に接続し成田方面への道路軸となることが期待される」という話であった。しかしながら、まさに、「日暮れて途遠し」の状態で思わず溜め息がでる。道路は繋がって何ぼの物だ。立派な橋は完成したが、千葉・茨城双方とも幹線道路とのアクセスが悪いためほとんど効果が出ていないのが現状である。このままではマスコミの餌食にされかねない。 そして、ここにきての「政権交代」。独裁的な「事業仕分け」により、「無駄な公共事業」のレッテルを貼られ事業がストップしては元も子もない。
 そもそも、この事業は朝夕の渋滞が慢性化する栄橋(我孫子市~利根町)のバイパスとしての要望が強く、千葉・龍ヶ崎線の一部として建設する計画であった。私が20代の頃だった約20年程前、故 伊藤利明・印西町長がお話されていたのをよく記憶している。なぜ現在の位置に橋が架かったかについて、その経緯も含め調査するつもりだ。いずれにせよ、栄橋の渋滞状況は当時より一層悪化している。
 これらのことについて今後、私としても県議会でしっかりと取り上げていきたい。森田知事は常に、首都圏連合を念頭に置いた発言をされている。そのこと自体、堂本県政では考えられなかった発想であり前進と思う。ただ、首都圏連合同様に茨城県との連携強化も重要と私は考える。野田市関宿から銚子市まで東西約130kmにも亘り県境を接する茨城県との関係を深めていくことは、双方の県にとってメリットは大きい。我々の目線を西だけでなく北に向けることも、本県の悲願である半島性克服に繋がると考える。何よりも、地政学的アプローチが大事と思うものである。そういった意味でも、若草大橋への千葉・茨城両県によるアクセス道路改善は重要な課題である。
 午後、印旛郡方面で政務調査。特に印旛村・本埜村方面で、1市2村の合併について情報収集。本埜村では議会が解散され事実上、合併の是非を問う村議選挙が11月23日に行われる。私のこの問題に対する基本的考えとスタンスは「推進」派に分類される。いずれにせよ、合併が成就するか否かは今後の本埜村政の動向にかかっている。デリケートな時期のため、県議としての発言には慎重を期したい。15時半、事務所にもどり仕事。夜、習志野市方面で会合。032.gif
by takinowa | 2009-10-31 11:54

09.10.29(木) 大分県・豊後高田昭和の町 視察

     【 千葉県議会総合企画水道常任委員会 視察報告 】
 10/27~29、県議会総合企画水道常任委員会で北九州方面・先進地行政視察を行いました。以下、行程に従って視察報告を行います。

  〇 平成筑豊鉄道 ㈱
 10/27(火)。6:50、印西を出て羽田空港へ。本日から二泊三日で総合企画水道常任委員会の視察。佐野彰委員長以下委員9名、小川雅司総合企画部長、永妻能成水道局管理部長以下執行部随行6名、計15名が参加。羽田10:10発のJAL317便で、福岡12:10着。昼食後、福岡県及び沿線自治体が出資する第3セクター・平成筑豊鉄道㈱本社のある田川郡福智町へ。
 同社は国鉄民営化により発足した第3セクター鉄道であり、運転本数、駅数とも旧国鉄時代の約2倍に増やすなど積極的な経営を行っている。しかしながら、経営再建中の本県のいすみ鉄道と同様、なかなか営業は厳しい状態である。職員から地域との連携を高めるための様々な取り組みや営業企画商品について説明を受ける。具体的には、駅名ネーミングライツ、車両ラッピングオーナー、つり革オーナー制度、クリスマス列車、枕木オーナー制度(現在は中止)、浪漫号貸切列車、門司港レトロ観光列車事業・・・。地域との連携を深め、わが町の鉄道という意識を高めるため、涙ぐましい努力である。心から応援したいと思った。今後も注目していきたい。
 18時、福岡にもどりホテルへ。18時半、意見交換会。普段はなかなか話す機会の少ない民主党県議の方々とも有意義な時間が過ごせた。最後に博多の屋台で、定番の長浜豚骨ラーメンで〆る。
  〔 参考資料 〕
 ● 平成筑豊鉄道㈱  平成元年(1988)会社設立 資本金 2億7300万円 筆頭株主 福岡県 比率27.4% 路線 三線・合計 49.2km・35駅 車両・16両 輸送人員・204万5千人(H20)
 ● いすみ鉄道㈱   昭和62年(1987)会社設立 資本金 2億6900万円  筆頭株主 千葉県 比率34.2% 路線 大原~上総中野 26.8km 14駅 車両・7両 輸送人員・44万人(H20)

  〇 福岡市水道局水管理センター
 10/28(水)。9時、ホテルを出て福岡市水道局へ。最先端の水管理システムを見学。浄水部水管理センター・山口貴雄所長、大穂恭治・水管理課長から概要説明を受ける。
 福岡市では昭和53年の大渇水を契機に、水の安定供給と節水型都市づくりを基本方針として様々な施策を展開している。昭和56年に設置された「水管理センター」が、市内を6ブロックに分け、遠隔操作により配水管に設置された電動流量調整弁による流量調整を行っている。結果、400t/日の節水が可能となったとのこと。もちろんコスト的にはかなり高めであるが、水源の乏しい福岡市では必要不可欠の施設といえよう。
 11時、福岡市を出て北九州市門司区へ。門司港の旧三井倶楽部レストランで昼食。 門司は焼カレーライスが名物とのこと。12時半、門司を出て若松へ。途中、関門海峡で本日未明、韓国の貨物コンテナ船と衝突し火災が発生した海上自衛隊護衛艦・「くらま」を車窓から視察。まさに、戦慄。船首部分が激しく破損し、炎上痕が残っていた。 幸いにも人的被害は少なかったようだが、事故の徹底的原因究明と再発防止に当たって頂きたい。

  〇 北九州エコタウン事業
 13時、北九州市エコタウンセンターへ。同施設はエコタウン事業の環境学習拠点として、2001年6月に開設。2000haに及ぶ広大な響灘埋立地の入口に立地している。約1時間、同事業の概要について説明を受けた後、総合環境コンビナート・響リサイクル団地及び実証研究エリアへバスで移動。廃木材・プラスチックリサイクル工場、家電リサイクル工場を見学。このほか、自動車、ペットボトル、OA機器、蛍光管、古紙、空缶、非鉄金属、食用油・・・ありとあらゆる大規模なリサイクル工場が立地している。
 それにしてもスケールがデカイ。環境リサイクル団地としては、恐らく日本一のスケールに違いない。ちなみに、同事業が軌道に乗り、北九州市は3年間で25%のゴミ減量化の実績を上げているとのこと。
 15時半、北九州市を出て大分県別府市へ向かう。18時半、別府湾ロイヤルホテルにイン。長距離の移動でかなり疲れた。19:15、意見交換会。民主党県議の先生方とも大いに談じ合う。

  〇 豊後高田昭和の町
 10/29(木)。8時半、ホテルを出て豊後高田市へ向かう。9時半、市役所で研修。
 私としては市議時代のH16年以来、ニ度目の視察となる。中心市街地活性化の取り組みとして、行政・商工会議所、商人が一体となって「昭和の町」再生事業に取り組んでいる。現在では年間30万人の観光客が訪れるようになり、滋賀県長浜市の黒壁とともに全国的にも注目が集まる成功事例となった。
 ハッキリ言って、豊後高田の中心市街地には小京都や小江戸といった類(たぐい)の歴史的観光資源はない。遠野や小布施、高梁、川越、佐原、栃木、喜多方、角館、長浜、彦根、近江八幡・・・と比べると風情はない。しかしながら、それだけに大いに学ぶべき点があるといえよう。
 ポイントは昭和の町をコンセプトとする景観(ファサード)事業だ。前回訪ねた5年前より、昭和ロマン蔵など施設整備も進捗し、街並み景観も含めレトロ感が漂っている。大型店など大資本と勝負するという発想ではなく、あえて「時代遅れ」を演出する逆転の発想が素晴しい。市場原理から距離を置き、人と人との絆を大事にする共同体経済再生の試みが多くの人々の共感を得ているのだろう。
 千葉県としても中心市街地活性化問題について、国と市町村任せにすることなく、是非問題意識を持ってもらいたい。何度も一般質問で取り上げているが、今後も続けていきたい。
 12時半、豊後高田市を出て大分空港へ向かう。大分14:10発のJAL1790便で羽田へ向かう。18時半、帰宅して少し休憩。20時半、事務所で仕事。夜、友人と長電話。
 ※ 近日中、HP「最新活動報告・ニュース」にPhotoをUP致します。乞う、御期待!!

 最後に今回の有意義な視察研修について、執行部のお力添えに心から感謝申し上げたい。また、議会事務局の若手職員2名にも本当に御世話になった。機転の利いた臨機応変の仕事ぶりに感心するとともに、心より御礼申し上げたい。  
by takinowa | 2009-10-29 22:04

09.10.28(水) 北九州エコタウン事業 / 福岡市水道局 視察

 29日、更新予定。
by takinowa | 2009-10-29 17:56

09.10.27(月) 平成筑豊鉄道 視察

 29日、更新予定。
by takinowa | 2009-10-29 17:52

09.10.26(月) 印旛沼地区農業農村整備事業推進協議会

 鳩山政権に依然として追風が吹いている。昨日の神奈川・静岡の参院補選、民主が2勝した。これで、民主党は参院で過半数まであと1議席となり、衆参両院での単独過半数が現実性を帯びてきた。
 また本日午後、鳩山由紀夫首相は臨時国会衆院本会議で、就任後初の所信表明演説を行った。自身の政治姿勢として、弱い立場、少数の人々の視点を尊重する「友愛政治」を掲げたという。政権交代後の民主党による強権的政治を目の当たりにした今、国民はどう思うのだろうか。まさに、言行不一致、著しく発言と行動が乖離しているではないか。政権与党の都合で36日間と、あまりに短い会期であるが、与野党の中身の濃い論戦を期待するものである。
 
    県議・滝田敏幸、もの申す ! 是は是、非は非 (3)
   【 鳩山政権による小泉改革以上の地方切捨てを、阻止せよ!
 

 問答無用の高圧的政治を一刻も早く止めて頂きたい。鳩山総理が「友愛政治」を語るならば、マニフェスト絶対主義ではなく、地方との対話を重視すべきである。わが千葉県でも、「八ッ場ダム中止」、補正予算見直しによる「館山道4車線化凍結」、「地域医療再生予算削減」・・・等々、地元と相談なしの鳩山政権による「上から目線」の政治が行われている。さらに、10/12の前原国交相による「羽田ハブ空港化」発言。本県と政府の約束無視も甚(はなは)だしい。歴史感覚のないあまりに思慮に欠けた言葉遣いであった。一事が万事政権交代後、千葉県だけでなくほぼ全ての地方自治体が大混乱に陥っているのだ。
 特に前原国交相の地方いじめ、地方つぶしは度が過ぎている。鳩山・民主党政権は、本県はもとより国と地方自治体の契約を次々と御破算にしているのだ。前原大臣は公共事業の大幅削減に向けて大暴走している。もはや理性を放棄したかのごとく見える。政府がマニフェストを盾に力ずくでこんなことをすれば、国と地方の信頼関係は確実に崩壊する。どこが地方分権なのか、問うてみたい。
 先日も述べたが、議会制民主主義国家における政権交代は、非民主主義国家の革命やクーデターとは全く違う。 何よりも節度と中庸の精神が大事なのだ。政権を奪取したからといって、新政権はマニフェスト通り何をしても構わないというのは民主主義ではない。勘違いも甚だしい。とりわけ、国と地方自治体の契約で行われている公共事業を一方的に切り捨てるのは大間違いである。
 いくら自民党や小泉政治に批判的であろうとも、それまでの政府が地方自治体や民間企業、住民に約束し契約した事業は継続していく責任があるのだ。変更は最小限かつ約束の範囲内にすべきである。民主党政権はマニフェストを盾に、無責任な国家の嘘を通そうとしているのだ。断固、許してはならない。   以上

 台風20号の接近で朝から激しい057.gif。午前中、事務所で仕事。12時半、印西を出て佐倉市の印旛沼土地改良区へ向かう。13時半、印旛沼地区農業農村整備事業推進協議会H21年度総会に来賓出席。受益面積5002haの国営潅漑・排水 印旛沼ニ期事業が、来年着工予定となっている。是非、民主党政権にも御理解頂きたい。無駄な公共事業などと、くれぐれも認定しないよう要望するものである。15時、佐倉を出て印西へ向かう。
 16時、事務所にもどり仕事、来客の対応。夜、読書。
 山口二郎著 「政権交代論」(岩波新書・780円)を読む。山口教授と私との思想や政治的立位置は全く異なるが、現下の政治状況を考える上で大いに役に立つ内容だ。自民党陣営は山口教授の言説に対し「左翼的」との評価を下し、ほとんど無視している。しかしながら、右派系の政治学者よりも余程論理の組み立てがしっかりとしている。もっと言えば、山口教授の「左翼イデオロギー」を批判的に排除しつつ、客観的分析について虚心坦懐に読み込むならば、われわれ保守・右派系の政治家にも十分有用である。しかも、知的にも誠実でレベルが高い。山口教授は、左派陣営に属するが財政学の神野直彦・東大教授とともに、正面から向き合うべき学者と思う。
 「たかが言葉遣いではない。言葉の使い方をおざなりにすることが、政治における対立軸を不毛なものにしてきたのである。有意味な政治的対立軸を立てるためには、きちんと定義された言葉を、的確に使わなければならない。」(P218)という山口氏の指摘には100%同意したい。
by takinowa | 2009-10-26 20:44

09.10.25(日)

 ここにきて、鳩山・民主党政権に異常なことが数多く起きている。常識人ならば誰でも気付くはずのことばかりである。しかし、あれだけ目立ちたがり屋が多く百家争鳴を党風とする民主党の議員も党員も、ひたすら沈黙している。本当に気味が悪い。マスコミも批判しない。逆に、予算編成をはじめとする異常現象を礼賛している。本日、県議・滝田敏幸、もの申す シリーズ2弾を本気で書く。
  
    県議・滝田敏幸、もの申す!是は是、非は非 (2)
   マニフェストは不磨の大典ではない!

 マニフェストは不磨の大典ではない。現下の民主党政権を見ると、議員はマニュアル化し、マニフェストが人格化している。各々の個別政策というよりも、しっかりとした理念(歴史観と世界観)に基づき、どのような国家を目指すかを明確にすることが大事なのではないか。
 先日、某民主党議員が「マニフェストは国民との御約束」と平気な顔で語っていた。まさに、マニフェストこそが民主党そのものであり、民主党政治家は粛々とそれを実行すればよいという風潮が生まれている。これがマニフェストの人格化であり、政治家のマニュアル化という意味である。
 ただ現実に今、全く拙いことに、マニフェストで政治が動いてしまっている。以下、思いつくままに、現下の政治の状況と問題点を述べたい。

 その前に、わが自民党について言えば、今や哀れなほど弱い政党になってしまった。様々な団体の自民離れが続いている。最新のニュースでは、今まで自民党の有力支持団体だった日本歯科医師連盟が民主党への献金を検討するという。さらに、2010年夏の参院選で自民党からの出馬見送りとも報道されている。日本経団連も参院選では、自民党から候補者を出さないことを決めた。各種経済団体の政治的行動基準は、利益の極大化に向け「得か損か」である。極端に言えば一億総自民離れが進んでいるのだ。まさにドライ(乾いた)な社会、義理も人情もない時代である。
 自民党は今こそ、真正保守の原点に回帰しなければならない。理念と政策において、巨大与党・民主党と論争を展開すべしである。
 マスコミについても一言、もの申したい。マスコミは、全く無力な野党になった自民党を、民主党とともに叩き続けている。特に、朝日新聞はヒドイ。政治権力を監視・批判することがジャーナリズムの役割であるにもかかわらず、恰(あたか)も権力の手先となったかのようだ。大東亜戦争時代、軍国日本の世論を最先頭でリードした社風が伝統として残っているのだろうか。あえて言えば、権力を批判しないジャーナリズムは民主社会のそれに価しないのだ。もし日本のジャーナリズムが健全ならば、情けない(恥かしい)話だが、ここまで弱くなった自民党批判は「撃ち方止め」となるはずであろう。マスコミも含め日本全体が巨大与党・民主党になびく、一億総主流派志向の先頭に朝日新聞とNHKが立つとはグロテスクな様である。これは決して負惜しみではない。05年・郵政選挙後のマスコミ報道よりも、批判精神を失っている事を指摘したいだけだ。
 さて、本題にもどる。本日の御題は以下の三つ。

 (1)「コンクリートから人へ」の嘘 
 「コンクリートから人へ」という鳩山民主党の政治スローガンである。「八ッ場ダム」中止を強行する民主党が、「マニフェストは国民との御約束」とともに使用する空疎な言葉遣いである。
 だが、私は、このスローガンに違和感を通り越し、怒りすら感じる。読者は御理解のことと思うが、「コンクリート」=道路、ダム、トンネル、港湾、空港、堤防・・・等々の公共事業を止め、子育てなど国民に直接カネ(現金給付)がわたる福祉に充てようといった意味のスローガンだ。驚くことに、この鳩山政権のスローガンをマスコミが概ね支持しているのだ。そして、多くの国民がその報道に概ね従っている。
 大きな間違いである。行き過ぎた新自由主義社会のセーフティネットを整備する意味で、雇用対策、貧困対策・・・等々の福祉政策は急務である。ただ、公共事業も所得の再分配や公平配分といった観点で、100%立派な社会民主主義的政策なのだ。もちろん、経済・財政政策だけではない。人命を守り、安心・安全な社会、防災、景観・・・といったこの国の形、すなわち国家のインフラ(基盤)整備=国土政策でもある。ここで大事なことは、公共事業も社会福祉も社会民主主義的政策であるということ。本来、公共事業と社会福祉のバランスを考えることが政治の役割ではないのか。いずれにせよ、民主も自民もこの度の総選挙では社会福祉政策に圧倒的軸足を置いた。そして、その無責任かつ破天荒なバラマキ色彩の強い民主党マニフェストが、国民の熱狂的支持を受けたのである。その際、「無駄遣い」や「談合」といった悪の代名詞となったのが公共事業なのである。繰り返し言う。民主党にはバラマキ福祉のマニフェストがあっても、「公共財」という考え方がない。彼らは様々な屁理屈で反論してくるだろうが、私には過てる極端な左派社民主義が齎す最悪の平等社会と国家の崩壊の危機が感じられる。
 再度、申し上げる。今、大事なことは公共事業と社会福祉の平衡(バランス)である。 自民党で言えば保守本流の宏池会や旧経世会的社会民主主義右派(中道右派)の理念と政策を、国民に提示していくことが必要と考える。小泉政治の「新自由主義」政策が大失敗したのと同様、いやそれ以上に鳩山・民主党政治の急進的福祉政策は、国家・国民に災禍と災厄を齎す。決して「友愛社会」とはならない。 小泉も鳩山も、政治の「中庸」を一切考えないという意味では全く同じタイプだ。話を元に戻す。
 またここにも、民主・マスコミ連合の自民党叩きの構図が見える。即ち、「自民党 + 土木・建設業界 + 無駄な公共事業 + 談合=税金の無駄遣い」といった幼稚なステロタイプされた印象操作である。
 このことをより分析するならば、これまでも民主は大都市圏の無党派層の支持が命綱であったので、政府の大都市から地方への所得再分配については否定的であった。特に近年、無駄な公共事業がマスコミでクローズアップされるにつれ、民主の支持層と重なる大都市圏のホワイトカラー市民(ビジネスパーソン)は、自分たちは税金を取られるばかりで、政府が田舎(地方)で無駄遣いをしているという単純なイメージを持つようになったからである。ここに、公共事業批判は民主党の最大の売り物となった背景がある。
 しかしながら、こういった歪んだ世論は彼らの選挙でのプラスにはなるが、国も地方も大迷惑である。結果として、政府による政策的再配分全体に対する国民の不信感を極限まで醸成させてしまったのである。
 私は、公共事業の重要性とケインズ主義の復権を正々堂々と主張したい。

 (2)チルドレンに、もの申す
 新聞報道によると、小沢一郎幹事長は、長い選挙戦を勝ち抜いた新人議員に向かって「次の選挙に向けて地盤固めを始めよ。」と指令したとの報道があった。分かりやすく言えば、「次の総選挙のために、地元に張り付いて駅立ちや街頭演説を続けろ」ということ。目と耳を疑いたくなるような話だが、民主党新人議員は小沢幹事長の命令通り総選挙前と同様の街頭活動を続けているという。このため、新人議員には国会と政府の仕事を与えない方針とのこと。全く以って、こんな国民を馬鹿にした話があるのだろうか。例え新人でも本気で政治を志したとすれば、「何のために代議士になったのか? 異議あり!! 」と声を挙げるのが当然ではないのか。なぜ、批判者不在の巨大政権与党・民主党の非民主性を、マスコミは批判しないのか。

 (3) 政策決定の一元化 = 議員立法の禁止
 民主党は、「政策決定一元化」の名目で、議員による立法活動を認めないと、メールで通達したとのこと。議員による自由な立法活動を禁止するとは、まさに言語道断。露骨な憲法違反。なぜ、ここまでヒドイ独裁的仕打ちを受けても、民主党議員は沈黙するのか。彼らから、善悪を判断する理性が消滅したのか。なぜ、怒らないのだろうか!!!!? ここまで日本の議会制民主主義を愚弄し最大の冒涜をした行為が、あっただろうか。なぜ、マスコミは沈黙するのか。        
 
 まだまだ、申すべきことはヤマほどあるが本日はここまで。共に斗わん!!  以上

 終日、県内で政治活動。15時、事務所でHP更新の準備作業。諸般の事情により少々、心に乱れがあったため文章が荒れてしまいました。スミマセン040.gif 
by takinowa | 2009-10-25 20:51

09.10.24(土)

 朝、永治地区ソフトボール大会。
 印旛沼・手賀沼の土地改良事業及び水環境を現地調査。鳩山・民主党政権が潅漑・排水事業についてどのような考えかを持っているのだろうか。国営印旛・手賀の揚・排水機場施設は老朽化がすすみ、万一の場合8000haにも及ぶ干拓農地は危機的状況となる。実情も全く知らず、農水省関連の「無駄な公共事業」とレッテルを貼りされたら堪ったものでない。
 午後から057.gif。15時、二つの会合に顔を出し県政報告。日頃の支援に感謝しつつ040.gif040.gif、現下の政治状況についてもしっかりと御話しさせて頂く。夕方、公務 OFF。
by takinowa | 2009-10-25 15:50

09.10.23(金) 成田空港2500m・B滑走路 本格運用

 成田空港のB滑走路が22日、2500m化され本格運用が開始した。年間発着枠は2万回増の22万回になる。将来的には年30万回を目指す。
 先週の前原国交相発言から、成田・羽田を巡る議論が沸騰した。地元の動揺も未だ沈静化したとは言えない。成田の国際線基幹空港としての地位は、千葉県としても絶対に譲れない。大原則である。ただ、千葉県の孤立化は避けなければならない。成田・羽田問題で、民主党・国土交通省・東京都・神奈川県 VS 千葉県という図式が作られてはならない。
 私はこれまでも述べてきたが、国益の観点から「成田・羽田両空港の一体的活用でハブ(拠点)空港を目指す」べきと考える。その際の大原則は、県益の観点から「成田は国際、羽田は国内(内際分離)」である。そして、それを担保する交通アクセスの改善は絶対条件。具体的には、成田新高速鉄道の成田~東京(又は品川)・羽田直結であり、北千葉道路・圏央道整備、中長期的には森田知事が掲げる「リニア構想」の実現である。
 午前中、体調不良のため静養。約1ヶ月間の定例県議会も閉会し、さすがに脱力状態となった。11時、千葉を出て印西にもどる。途中、みつわ台の「丸亀製麺」で野菜天ぷらうどん大盛(600円)を食す。12時半、事務所にもどり仕事。
 13時半、印西市商工会理事会。15時、政務で我孫子市方面。18時半、事務所で仕事。夜、読書。
by takinowa | 2009-10-23 20:57

09.10.22(木) 定例県議会 閉会

 9時、印西を出て県庁へ向かう。 10時半、打合せ。11時、議会運営委員会。12時、党県連で青年局会議。12:40、県議会議員総会。
 13時、本会議。各常任委員会に付託された執行部提案の議案について委員長報告、議員発議案の質疑、討論、採決が行われた。16:45、閉会。17時、打合せ。
 17時半、京葉政経研究会の情報交換会。 19時半、同志県議らと意見交換会。 0時、京成ホテル・ミラマーレにチェックinn。
by takinowa | 2009-10-23 14:59