08.03.20(木) 春分の日

 本日は彼岸の中日で、公務及び議員活動はOFF。朝から激しい風雨。10時、御墓参り。二桁にのぼる先祖の霊が眠っている。まだ墓碑に刻まれて日が浅い母・雅子の戒名が、真新しく感じられる。11時過ぎから一日かけて、柏市(沼南)、白井市、印旛村方面の親戚を廻る。廻り切れなかった親戚は、明日以降家内に行かせることとする。今まで親任せであった親類付合いも、私の責任となった。いい年になるまで大人の自覚がなかったと、反省するものである。16時、事務所にもどり読書。19時、帰宅する。
 藤原正彦著「天才の栄光と挫折・数学者列伝」(新潮選書・1100円)を読む。「心は孤独な数学者」(新潮社)で藤原氏が書いたニュートン、ハミルトン、ラマヌジャンの三人以外にも興味を持って今回読んでみた。まさにこの書物で取り上げられた数学者は、天才であるが故に「科学の果ての宗教」、「超越」、・・・といった人智を超えた世界に接近するのであろう。栄光の輝きも最高であれば、挫折の闇も深淵に違いない。藤原氏は言う「天才こそがこのような両極を体験する人々である。凡人の数十倍もの荒波に翻弄され、苦脳し、苦悶している」(P252)。私が政治の場で考える連立方程式とは桁違いのレベルに違いない。
 明日はいよいよ定例会最終日。H20年度予算をはじめ議案に対し、責任ある姿勢で採決に臨みたい。
by takinowa | 2008-03-20 18:49


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