08.02.17(日)

 午前中、日台関係についての資料整理。台湾は面積35,980平方km(日本の約10%、千葉県の約7倍、九州とほぼ同じ)、人口2,289万人(千葉県611万人、韓国4900万人)の国である。3~4000m級の山もたくさんある。経済ではGDPが約40兆円(米国は1,500兆円、日本は約500兆円、韓国は約108兆円、千葉県が約20兆円)、失業率は3.91%。(間違えがあったらゴメンナサイ) 教育水準も高く世界的に見ても超一級の経済大国であり、かつ極めて親日的である。日本の政治では平沼赳夫代議士が親台湾派の代表格であり、親中派は加藤紘一代議士、親露派は鈴木宗男代議士と言われている。
 先日、自民党県連事務局の鹿児島さんから頂いた李登輝前台湾総統(88~00)が一昨年日本で行った講演資料をあらためて読み直す。率直に言って涙が止まらなかった。今どき、大衆の心理を分析しその欲望に添寝することを政治と勘違いする風潮が強まる中、とことん正攻法である。李氏は生まれながらのキリスト者(プロテスタント)でありつつ、日本の思想や文化に対し深い理解を示している。禅、武士道、哲学(京都学派及びドイツ観念論)、マルクス経済学、農業経済学・・・、あまりに学が深く教養が高い。まさに知の巨人である。現代日本の政治家で、ここまでの思想を確立した指導者が果たして存在しただろうか。私も真正の保守本流の政治思想を確立せねばと心に誓うものである。
 午前中、市内を廻り後援者と意見交換。午後、白井市方面。17:55、平岡町内会の会合。農業問題について意見交換。22時、帰宅する。
 文部科学省が一昨日、小中学校の指導要領改訂案を公表した。授業時間を40年ぶりに増やすという。学力低下批判を意識した内容だと言われている。いったい、文科省は何を考えているのだろうか。そもそも、土曜を休みにするとはいかがなものか。「詰め込み」から「ゆとり教育」へと急ハンドルを切り過ぎたのではないのだろうか。自分は小中学校時代とにかく学校の授業が苦痛で苦手であったが、社会に出てから何の不都合もない。死んだ両親も諦めていた可能性も高く、また商売に一生懸命で自分は何の期待も感じなかった。御蔭さまで、同志社大学で自由奔放で個性豊かに、そして何よりも目標・目的を持って生きる人間形成の大事さを多くの教授や佐藤優君らとの出会いの中で学ぶことができた。
 教育は国と地域共同体の基本政策である。人づくりが国とまちづくりになる。心の通った教育に戻すことが何よりと考えるものである。
 
by takinowa | 2008-02-17 21:58


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