07.12.20(木) 「私のマルクス」佐藤優著(文藝春秋社)

 昨夜の自民党・印旛協議会の勉強会は実に有意義であった。千葉県と地域(印旛)にとって、重要な政治案件を前進させることができたと考える。まさに、県議として政治を実感する。
 午前中、代表取締役として会社の仕事。
 11:50、市役所で山崎市長と懇談。12:20、大森の松風で支援者と食事(ちらし寿司ランチ)。13:20、再び市役所にもどり仕事。建設部で「県道柏・印西線」排水整備事業の打ち合わせ、教育委員会で中沢市議らとラグビー祭実行委員会の日程調整、保健福祉部で病院誘致問題の意見交換、企画部で鉄道問題(北総鉄道、JR成田線)の打合せを行う。県議として、地元案件に深くコミットすることは当然である。
 16時、事務所で案件ごとに要点を整理し、短期(年内)・中期(三ヵ月)の目標と行動予定を立てる。どれも、自分の選挙公約であり、一年目から日々勝負が続いている。
 12月10日に出版された心友・佐藤優著「私のマルクス」(文藝春秋・1,700円)を読む。不肖・私も主要登場人物であるため、客観的な感想をなかなか書けない。でも、いい本だと思う。内容的には、佐藤優の思想的自叙伝・青春篇である。マルクス体験やキリスト教神学への思索、思想、哲学、新左翼学生運動について扱われている。専門的な部分もあるが、マルクスや哲学、神学に興味の無い方にも、楽しく読んでもらえるのではないだろうか。特に、第11章での佐藤と渡邉雅司先生(当時・同大法学部教授、現・東京外国語大学教授)とのやり取りは、グッとくるものがあった。また、思想的青春回想録としては、1985年に西部邁が上梓した「六十年安保・センチメンタルジャーニー」(文藝春秋社)と並ぶ秀作だと思う。是非、読んで頂きたい一冊である。
 個人的には、この本の出版は実に嬉しい。そういえば25年前、私と佐藤は京福電鉄出町柳駅前中華料理・眠眠で、しこたま酒を飲んで下記のような会話をした記憶がある。
佐藤「俺たちのやっていることを、いつか小説にしてみたい」
滝田「エっ!ホントに・・・。それはいい。恐らく、小説以上に断然面白い物語を、われわれは同志社で演じているのかも知れない」
佐藤「登場人物の名前も考えているんだ。・・・は豊吉(とよきち)。大山は・・・。滝田は・・・。米岡は・・・。斎藤は武左衛門。・・・は提灯鮟鱇。もちろん京都が舞台だ。あと、粗筋は・・・」
滝田「ワクワクするなぁ。それは、ホントに楽しみだ。「僕って何」(三田誠広著の芥川賞作品)より、絶対に面白くなるぜ」
佐藤「とにかく、少し考えてみるよ」
滝田「うん。期待してる」
 月日が経過し、このことは正直忘れていた。しかしながら、結果として小説ではなくノンフィクションでの出版となった。もちろん当時、佐藤が「大宅賞作家」になるということは当人も含め全く想定はしていなかった。いずれにしても、佐藤の本は「国家の罠」や「自壊する帝国」でもそうだが、あたかも小説(フィクション)のようなノンフィクションである。また、文章構成も論理的かつ文体も綺麗で、実に読みやすい。
 私の両親も間接的に登場しているので、今夜母の祭壇に置いて読んでもらうことにしたい。
by takinowa | 2007-12-20 20:40


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