17.12.18(月) 官製談合事件

 千葉日報(16日付・社会面)< 県官製談合事件 業者との接触 厳格化 >。
 < 県職員2人が入札情報を業者に不正に漏らしたとして逮捕され、起訴されるなどした県官製談合事件で、二人が所属する県土整備部は15日、部内の調査検証組織の初会合を開き、仕事場での業者との接触ルールを厳格化する対策を決めた。>(同紙・19面)と報じている。
 千葉県職員二人の逮捕については11/24付の本ブログに書いた通り。まずもって、県土整備部を所管する県議会常任委員会副委員長として、今回の事件が県行政への不信を招いたことに対し県民の皆様へ深く御詫びを申上げます。不祥事再発の防止に向け今後、一層の綱紀粛正を千葉県に求めて参ります。
 と同時に、本事件については警察の容疑者(3名)に対する取調べが継続中であり、事態の推移を見守りたい。刑事訴訟法上、現時点ではあくまでも容疑者(被疑者)に過ぎず、起訴されて被告人の段階でも有罪が確定していなければ犯人ではない(推定無罪と云う近代法の基本原則)。
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 私は2002年から09年まで当時外務省職員だった心友・佐藤 優の公判(背任、偽計業務妨害)を地裁から最高裁まで付き合った。恐らく30回以上、霞が関へ傍聴に通っただろう。マスコミでは鈴木宗男先生が東京地検特捜部に逮捕された時点でNEWS VALUE が急降下、世間からも忘れ去られ今では覚えている人も稀である。一体、あの騒動やメディアスクラムは何だったのだろうか。まさに、悪者(=利権政治家)が仕立て上げられる印象操作の典型でもあった。
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 当時、鈴木宗男と云えば地方(北海道)の声を代弁する保守政治家と云うイメージが定着していた。だが、元祖の田中角栄や竹下登の流れをくむ政治家は、国際スタンダードの社民主義的公平配分路線に近かった。公共土木事業による自民党的所得再分配政策から新自由主義的傾斜配分型政治への時代の転換(「古い自民党をぶっ壊す」)にあたり、けじめの象徴的政治家が鈴木宗男であり国策捜査だったと云う見立てである。私は今尚、鈴木先生も佐藤も絶対に無実だと確信している。このことについて関心のある方にはベストセラーとなった「国家の罠」佐藤優 著・新潮文庫(2005)をお薦めしたい。
 で、もちろんコンプライアンス上、いつの時代であろうと談合や贈収賄は断じて許されない。ただ、事件の根底にある問題をしっかりと見極めねばと思っている。(写真は11/30・滝田祝賀会 マロウドインターナショナル成田)
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 終日、事務所で仕事、来客の応対、電☎話掛け。明日の県土整備常任委員会へ向け議案の内容等について精査する。
 20時半、帰宅。夜、読書。御終い

 宇野重規 著 「 保守主義とは何か 」(中公新書・800円)を読む。今年(2017)読んだ新書のベストワン。著者は中立的な立場で保守主義を記述し再評価している。反知性主義的で思考停止の自称保守系政治家に読ませたい一冊である。反フランス革命のエドマンド・バークからトクヴィル、社会主義と闘う保守(ハイエク、オークショット…)、大きな政府と闘う保守(フリードマン、ネオコンほか)、日本の保守主義(福田恒存…)、現代日本の保守とコンパクトだが的確な内容。近々、ちば自民党県議の保守政治研究会でも本書をテキストとして取り上げたい。要は、保守とはイデオロギーではない。情けない排外主義&ヘイトスピーチや沖縄問題での発言など、保守の劣化を喰い止めねばならない。
by takinowa | 2017-12-18 21:39


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