17.07.24(月) 印西市教育委員会の後援について

 朝、地元小学校へ御子さんを通わせている保護者の方が先週、学校で児童に配布されたと云うチラシを持参して来られた。曰く「印西市の教育における行政の中立性はどうなっているのか。」とのことだった。ほぼ同内容の指摘や苦情を、週末にかけて多数受けた。私も現物を確認するのは初めてだったが一瞬、自分の眼を疑うようなビラが印西市内の小中学校で配布されたのである。
 内容は以下の写真の通りだ。尚、私はSNSにおける炎上商法と御付合いするつもりは全くない。あくまでも、印西市における教育行政の中立性の基準が論点であると考える。本ブログ読者の忌憚のない御意見をお寄せ頂ければ幸甚だ。
f0035232_17445862.jpg
 主催団体は<北総線運賃値下げ二次訴訟の会>。そして、後援が印西市教育委員会となっている。
f0035232_17452786.jpg
 日本が自由主義国家である以上、政治や裁判について民間団体の自由な活動が保障されるのは当然だ。自らと主義主張が異なっても、他者に危害が加えられなければ行動の自由は(例え非合理的なことであっても)承認される。(=他者危害排除の原則)よって、主催団体の活動は原則自由。
 問題は主催者と云うよりも、後援をした印西市教育委員会の側にある。そもそも、民間団体による個別の民事裁判である<北総線値下げ裁判傍聴>を呼び掛ける活動を後援すること自体有りえない。さらに、同会は民事裁判の原告であり当事者なのだ。ハッキリ言っておくが、裁判の内容が論点では全くない。
 確かに、社会科見学で国会や裁判所を見学することは、教育上十分有りうる。しかしながら、民事裁判当事者である原告団体作成の自らの裁判傍聴を呼び掛けるビラを学校が児童・生徒に配布することなど前代未聞である。
 百歩いや千歩も万歩も譲って、印西市教育委員会のこの度の後援決定と学校におけるビラ配布を是とするならば今後、刑事・民事或いは行政訴訟等の原告団から(一定の条件を満たして)同様の申し入れがあった場合、全てを認可することが印西市教育行政の中立性となるはずだ。要は、裁判で係争中の事案に対し、当事者たる原告団の活動を後援すること自体、いくら社会科見学と云った教育上の理屈があったにせよ、現実的には行政が一方(原告側)へ加担することになるのである。
 また、千葉県教育委員会の対応にも重大な責任が発生する。印西市教育委員会の本事案における後援決定や学校におけるビラ配布を是とするならば、この基準は一自治体である印西市だけでなく、54市町村全てに適用される基準となるはずだ。
 そもそも、今回の件は法律や規則では想定されていない問題であろう。行政の裁量に係る問題でもあり、千葉県教育庁の判断に注目するものである。
 で、想定の範囲内で、近未来に起こりうる話を予測する。今回の件で、印西市教育委員会の決定に対する異議を申し立てた市議や私に対し、現時点において行為者となる者を特定できないものの「北総鉄道運賃値下げに反対する勢力」なる出鱈目なレッテル貼りのプロパガンダが展開される蓋然性が高いと睨んでいる。もっと云うと、この手口に私は既視感があると云ってもいい。いずれにせよ、印西市教育委員会がどう認識するか分らないが、今現在、この問題は印西市政における政治問題となっていることだけは事実だ。

 終日、事務所で仕事、来客の応対、電☎話掛け。本日も上記の件で、複数の苦情を承る。一体、印西市政は何処へ行ってしまうのだろうか。ここ数年、将棋で云えば即詰みのような話が多過ぎて情けない。
 21時、帰宅。夜、読書。御終い
by takinowa | 2017-07-24 21:34


<< 17.07.25(火) 土用・... 17.07.23(日) 北千葉... >>