17.05.30(火) 「都民ファースト」と劇場政治について

 共同通信世論調査(5.28)で都議選政党別投票先:自民 17%、都民ファースト11%・・・まだ投票先を決めていない49%との報道があった。同日の朝日新聞もほぼ似た数字だった。
 で、マスコミも注目する東京都議選を一ヶ月後に控え、何が争点かさっぱり見えてこない。「都民ファースト」や「東京大改革」の継続の是か非かと云われても、政策の具体性に乏しく無責任さが透けて見える。結局、多くの都民はイメージ優先で選択するしかない。まさに、ワンフレーズ・ポリティクスの悪夢が甦る。そもそも、地域に根付いた活動や政策もなく、小池人気のムードと風だけに頼った候補者が地方政治家を目指すこと自体、私には理解できない。
 当初、築地市場の豊洲移転を巡り、その是非を問うと云うシナリオも小池都知事は想定していたに違いない。しかしながら、3月の都議会百条委員会・石原慎太郎元知事証人喚問で潮目が変わったことは本ブログでも書いた通り。「大山鳴動して鼠一匹」と云うよりも、豊洲移転を政争の具として利用し、都政に停滞と混乱をもたらした責任は小池知事にあるのだ。
 現時点で<豊洲移転>の是非の判断もなく、争点と云うよりもひたすら結論を先送りする小池知事の無責任さが都民に可視化されるかどうか。ここが勝負の分れ目と思う。要は小池劇場旋風の賞味期限が残存しているかどうかなのだ。ただ、聞き捨てならないのは、豊洲移転に関して<「安全」ではあるが「安心」ではない>と云う非科学に基づく論理である。結論が先送りされることで発生する数百億円の損失は云うに及ばず、都議選の損得勘定のみで小池知事が決断できないとしたら政治家として論外だ。で、かつて国政において「郵政民営化の是非」或いは「コンクリートから人へ」などと云ったポピュリズム型選挙により、国民に「失望」から「政治的ニヒリズム」がもたらされた。今度は「橋下徹氏の大阪の次は東京か」と率直に申し上げたい。いずれにせよ、ワンフレーズでシングルイシューの擬似争点が無理矢理作り出された勧善懲悪の劇場政治など、もうウンザリだ。
 49%の皆様の良識を信じたい。

 終日、事務所で仕事、政務活動、来客の応対、電☎話掛け。一般質問準備のための資料収集。
 18時、印西斎場。商工会で代々御付き合いがある中沢博雄さんの御母堂様の御通夜に参列。心から御冥福を祈り焼香する。合掌
 19時、事務所にもどり仕事。
 21時、帰宅。夜、読書。御終い
by takinowa | 2017-05-30 22:32


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