14.05.06(火) レーニン全集

 GW最終日、事務所で集中して作業、書庫の蔵書整理。 大掃除とかの次元ではなく、まじで大変な重労働だった。  下の写真のようなH 1,800mm × W 800の6段本棚 × 10に収納しきれない書籍及び必要性の乏しい資料・冊子類をひもで括り、まず段ボール箱へ。 で、約4000冊の蔵書を本棚毎に、作家別や分野別などにカテゴライズして整理整頓。 実を云うと3.11震災で全本棚が倒壊し暫らくの間、県議選も重なり惨状を呈していた。 まさに、言葉では言い表せない程だったし、もし震災時その場に居合わせたら圧死していたかも知れない(>_<) よって、散乱した本を適当に並べただけだったので、後で必要な本を探す時は相当難儀した。 もちろん、突っ張り棒で震度5強レヴェルなら耐えられるように補強しているが(・・;)
 とにかく本は重い。 恐らく近未来、電子書籍等が発達すればペーパーレス時代となり、本や書庫などは過去の遺物となるであろう。 しかしながら、自分は紙が好きだし、本を読了した後の充実感、さらに頭脳の中で知識が発酵していくような感じが堪らない。 もちろん、難し過ぎて到底理解不可能のため途中で挫折したり、泣が入る程相性の合わない書物と出会うこともあるが …>_<…。 で、経済合理性の観点から非合理なことは分かっているが、人生の残り時間から考えて読み切れない程の本を買っている。 具体的にはTVを見ずネットもせず、月10冊×12=年間120冊ペースで、後十数年生きるとしても約1500冊を読むのが限界。 それに対し、新刊及び古本含め、今なお悠に年間150〜250冊の書籍を買い続けている。 もちろん、蔵書の中で読んでいない本も数知れずだ。 とにかく、残余の時間が少なくなってきている。 まさに、ハイデッガーのいう「 限界状況 」を意識せざるをえない。

 明日から連休明け、いよいよ県や地元市関係団体の総会ラッシュだ。 気分をリセットし、臨んで参りたい。 もちろん、自分の抱えている政策課題についても、しっかりと結果を出して参りたい。
 で、来春は試練の統一地方選挙が控えている。 現在の議員の関心事は、定数や区割についてである。 このことについては、県議会定数検討委員会で概ね9月を目途に決定するが、まずは会派がそれぞれ案を作ることになっている。 現時点では公明党が定数95に対し14減の定数81とその区割案を示しているだけである。 私としては申上げるべきことは申上げるが、自民党内で議論が尽くされて出た結論に従うつもりだ。
 そうは云っても、必ず選挙があることは間切れもない事実。 まずは、絶対に勝つという強い信念を抱くこと。 そして、盤石の組織固めと地上戦、さらに公に身を晒す空中戦を適宜組み合わせるハイブリッド戦略の構築が大事。 すなわち、田舎型×都市型の勝利の連立方程式と申上げてもいい。 で、区割や自民VS民主という所与の条件が前回と同じと仮定するならば、2万票の大台を目指さなければならない、と考える。 とにかく、理屈抜きにやるしかない。

 ヨアヒム・フェスト 著 / 鈴木 直 訳 「 ヒトラー 最期の12日間 」(岩波書店・1,900円) を読む。 映画があまりに衝撃的だったので原作も読んだ。  ドイツ「第三帝国」の対外政策やユダヤ人政策を巡り、ナチズムとヒトラーをどうとらえるか、ドイツでも80年代、「意図派」と「機能派」の激しい歴史論争が行われた。 特に、ホロコーストへの認識で両派は分かれる。 著者フェストは「意図派」の代表格だ。 スターリンの「階級敵抹殺」とナチスの「人種的抹殺」について共通性を見出そうとする。 よって、反共主義とは親和的だ。 ただ、この問題は非常に難しい。 もう少し、周辺の文献を学び、自分なりの歴史認識を発酵させたい。
 で、わが印西市の政治状況を見れば、「機能派 」の歴史観をもって分析すれば真相に近づけるのではないかと思う(--〆)
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 (上の写真) やっと半分程整理できた状態…>_<… 残り5ラックあります(--〆) 突っ張り棒が実に不細工です(・・;)
 (下の写真) レーニン全集 1〜45 までを購入しました(^^) 今から二十数年前、大月書店定価で約20万円、神保町の古本屋で十数万円だったと覚えています。 で、某古本チェーン店のバーゲンで驚愕の破格値だったため購入を即決しました。
 ちなみに、レーニンとかいうと「左翼ですか?」と阿呆なこと言う方もいるのですが、マルクスやレーニンに対して多くの常識人が抱いている偏見の悪魔払いをしなければならないと本気で考えます。 で、恐らく日本共産党員でマルクスやレーニンを真面に読んだことある人はまずいません。 後、元全共闘みたいな団塊世代の諸先輩もほとんど読んでいません。 で、現代の帝国主義化する国際情勢を読み解こうとすれば必ず、レーニンの「 帝国主義 」や農業理論を、もう一度真摯に学ぶべきと私は考えます。 私は本ブログでも宣言していますが自由主義的保守派の右翼ですが、アホな右派よりもマルクスはもちろんレーニンなど優れた左翼からも学ぶべきことが多いと確信しています。(もちろん、社会主義的イデオロギーを除くことを担保してですが)  教条主義的左翼、例えば社会党や共産党はもちろん論外なのですが、問題は自民の側にも底の浅い反共イデオロギー的思考による反知性主義が蔓延っていることです。 要は右と左のバカの壁を持った者同士が論争しても政治的向上は無論、身も蓋もありません。 ハッキリ言って糞です。 何より大事なのは、イデオロギー的思考ではなく、存在論的思考に基づく自分の言葉で政治を語り対話することです。  よって私・県議滝田敏幸は、右と左の馬鹿の壁を壊すべく、徹底した思想闘争を行っていくことを宣言致します(*^^)v
by takinowa | 2014-05-06 21:32


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