06.04.28(金)29(土) 吉野研修報告

  4/28(金)
 朝、少々二日酔い気味。9時、出発。今日から一泊で吉野へ研修に行く。ニュータウン中央発の北総線で東京駅へ。それにしても研修参加メンバーが凄い?!。元労働大臣で参議院の首領(ドン)と呼ばれた村上正邦さん、鈴木宗男代議士、小山博史さん(社会福祉法人・彩グループ元代表)、佐藤優(外務省)さんとかなり濃い顔ぶれだ。佐藤が冗談半分で言う。「今回のメンバーで前科・前歴がないのは、滝田さんだけだな」と。しかし、私に言わせれば四人とも“大いなる常識人”であるとともに、高い見識と志を持たれている方々だ。12:53、京都駅着。13:20、近鉄特急に乗り換え15:30、吉野神宮口着。天気も良く、深山幽谷の聖なる空気が漂っているようだ。駅には、新党日本の滝実(たきまこと)代議士事務所の方が迎えに来られていた。二日間アテンドしていただくことになっており、本当に感謝したい。滝先生は昨年の郵政選挙で自民党から刺客を立てられたが、見事に当選。これまで奈良県副知事、消防庁長官を務められるなど国会議員の中でもピカイチの政策通であり、又信念の人だ。
 到着し、まず最初に向かったのが後醍醐天皇陵がある如意輪寺。宮内庁の許可を得て御陵に正式参拝。後醍醐天皇陵は、全御陵の中で唯一北向き(京都方向)だそうである。建武の中興という偉業を成し遂げながら、吉野に追われた無念。そして再起を図る決意といったものが、670年の時を越えて感じられるようだった。続いて、南朝皇居・吉水神社を正式参拝。非公開の後醍醐天皇「玉座の間」を特別に見学させて頂く。心が震えるような感激。まさに南北朝時代、吉野は我が国の首都であったのだ。5万の北朝軍に攻められるも、三千の軍勢で立ち向かった南朝側。恐らく山伏が中心であったのだろう。楠木正成、正行、北畠親房をはじめとする武将の無念さも伝わってきた。続いて金峯山寺(蔵王堂)を参拝。修験道の古式にのっとり、護摩を焚いて頂く。世界遺産である吉野・熊野山岳信仰の中心であり、日本仏教の基礎体力の強さを感じた。行程中、一行はTV朝日とプレスの取材を受けていたが、恐らく加工されワイドショーかなにかで放送されるのであろう。それにしても、マスコミの鈴木先生に対する注目度は高い。それも、4年前とは正反対できわめて好意的だ。
 18:15、宿坊・竹林院群芳園に入る。天皇陛下もお泊まりになる宿で非常に格式が高いそうだ。昨日は亀井静香さんも宿泊されたという。夜、滝先生の後援会幹部の方々と夕食会。メンバーがメンバーなだけに相当盛り上がる。私も千葉7区補選や印西の話をさせて頂く。21時、宿泊者で大浴場へ。裸の付き合いとはいいものだ。深夜にかけて部屋で二次会。政治談義等で楽しく時間が過ぎる。同時に、本当の政治の勉強ができた。25時、就寝。
  4/29(土・みどりの日)
 6:30、起床。鈴木先生は網走での結婚式出席のため、5時過ぎには宿を出られており、私も佐藤も全く気が付かずお見送りもできなかった。部屋で佐藤と久しぶりにしみじみ話す。
佐藤「本当に今まで世話になって助かった。ありがとう」
滝田「再起の切っ掛けになれて嬉しいよ。若い頃の借りを少しづつ返しているだけだから。」
佐藤「あんな事(逮捕)があったから、滝田とこんな風に旅ができるようになったのかもしれないな」
滝田「そうだね。でもあのまんま外務省でやり続けたら寿命縮めていたぜ。」
佐藤「う~ん。多分そうかもしれないな。」
滝田「それにしても外務省は大変な役所だな。印西の役所の方がまだ健全かもしれないね。とにかく、公判がんばろうぜ。」
 7時、全員で朝食。8時から御陵をお参り。8:30、吉野神宮を正式参拝。9:46、吉野駅へ。二日間、滝代議士に全てアテンドして頂き心から感謝。11:50、新幹線で東京へ。昼食は、吉野の名物弁当「柿の葉寿司」(1,200円)。村上先生も小山さんも本当にいい人で、会話も弾んだ。14:30、東京駅で解散。強行な日程であったが良い研修であった。政治を志した者として、歴史感覚は命だ。16:30、帰宅。少し休憩し、20時過ぎにイオンへ。会社の仕事も手は抜けない。
 
by takinowa | 2006-04-29 19:18


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