13.03.31(日) 県立印旛沼公園 観桜会

 桜が満開を迎えた日曜日、生憎の冷たい花散しの雨。
 11時半、千葉県立印旛沼公園桜祭りへ。 残念ながら降雨のため中止。 地元観桜会役員の皆様に御挨拶。
 12:15、武西青年館。 武西(むざい)区総会で御挨拶と県政報告。
 14時、平岡自然の家。 木下土地改良区総会で御挨拶と県政報告。
 19時、師戸(もろど)区総会で御挨拶と県政報告。 2月県議会一般質問で取り上げた「印旛沼・舟戸大橋」架け替え事業について、「千葉県平成25年度着工」という明るいニュースを伝える事ができた。 地元の皆様方にも大変慶んで頂き、県議冥利に尽き本当に嬉しかった。
 23時半頃、帰宅。 ブログ更新後、相当に深酒していたが読書。

 佐伯啓思 著 「 倫理としてのナショナリズム 」(NTT出版・2,000円)を読む。
 佐伯教授の国家論の根底にある「シヴィック・マインド」、「シビック・ナショナリズム」、「シビック・リベラリズム」について、読書ノートで概念を整理する。
 さて、最近、自民も含め民主、維新やみんなといった党派の政治家(特に若手)の話を聞いていると、根源的な教養不足が感じ取れる。 ネトウヨ(=ネット右翼)並の知性と官僚情報の受売りが合体した、こちらが恥かしくなるような言説と出会うこともしばしば・・・  いちいち具体例は申上げないが、アベノミクス、領土問題や外交・軍事、TPP、放射能、地球温暖化、インテリジェンス・・・等々、政治家の言葉の知的基礎体力不足も甚だしい。
 私は事務所を訪ねてくる政治に関心のある若人や議員さんに、「寝る間を惜しんで(あるいは、ビラを配る暇があるなら)本を読め!」と言っている。 政治家の教養不足は不徳の最たるもので、カネに汚いのよりず~っとダメと信じているくらいだ。 また、今更、西洋の思想・哲学書やマルクス、或は中国古典を読む暇などないというならば、是非とも佐伯教授の著作ぐらいには目を通して頂きたい。
 さて、保守論壇における佐伯啓思の評価は様々だが、佐伯の強さはマルクス経済学なり哲学やポストモダンを押さえている所にある。 思想が重層的であるため、奥が深いのである。 新自由主義批判及び構造改革主義、どちらの側に対しても、思想の懐が圧倒的に深い。 
 国民有権者も馬鹿ではない。 何度も繰り返すが、「ネトウヨ+官僚情報」的言説はイケマセン・・・よと。
(※ 13.03.31 現在 ブログアクセス数:237,500 / 公式HPアクセス数:191,600)

         3月に読んだ本
〇 「 倫理としてのナショナリズム 」 佐伯啓思 著 NTT出版
〇 「 山形有朋 」 伊藤之雄 著 文春新書
〇 「 新・堕落論 」 石原慎太郎 著 新潮新書
〇 「 日本の国境問題 」 孫﨑 享 著 ちくま新書
〇 「 がん緩和ケア最前線 」 坂井かをり 著 岩波新書
〇 「 スギハラ・サバイバル 」 手嶋龍一 著 新潮文庫
〇 「 武田信玄・風の巻 」 新田次郎 著 文春文庫 13.03.31(日) 県立印旛沼公園 観桜会_f0035232_19523070.jpg
by takinowa | 2013-03-31 23:55


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