13.03.20(水) 春分の日

 午前、彼岸で親戚を廻る。
 午後、事務所で仕事。
 18時、北総地域県議有志による勉強会。 22時、帰宅。夜、読書。

      東日本大震災被災地 岩手県・宮城県 視察
 2011年6月から約1年9ヶ月ぶりに、東日本大震災で津波被害がもっとも甚大だった岩手県と宮城県を視察した。 二日間にわたり現地の詳細な状況を御説明頂くなど、コ―ディネイト役の塩釜市民ボランティア「希望」・會澤純一郎 代表には心から感謝申し上げたい。 以下、順を追って記す。
  < 3月18日(月) >
 6:54、木下を出て東京へ。 9:40、自民党県議会平成19年度同期の仲間とともに、東北新幹線で一ノ関へ向かう。 12時半、一ノ関からチャーターバスで大船渡市へ向かう。 14時半~16時、大船渡市視察。
 岩手県「 大船渡市 」 人口:39,367人(2013)← 40,738人(2010)
1.被害状況 死者・行方不明者:424名 全半壊:3,629軒
2.現在の状況 仮設住宅入居戸数:1,713戸、見なし仮設住宅戸数:494戸
3.復旧状況 建設予定復興住宅:808戸、着工・完成戸数:56戸 瓦礫総数:62.8万t 、処理済み:35万t(62%)
4.復興商店街
 16時過ぎ、大船渡プラザホテルにチェックイン。 ホテル周辺はかつては中心市街地であったが現況は、津波で流され跡形もない。 瓦礫は撤去されているが、建物の基礎部分だけが残り荒涼としている。 また、最大約1.5m程の地盤沈下もあったという。 道路がかさ上げされ、交通面では復旧の目途が立ったものの、これからが大変だ。 ホテルも三階まで浸水したとのこと。
 夜、復興商店街のおでん屋さんで食事。 地元の方からも御話しを伺う。 23時頃、就寝。f0035232_14373130.jpg

大船渡屋台村
・復興商店街
を視察













   < 3月19日(火) >
 8時半、大船渡を出発して三陸海岸を南下する。 昨日も通ったが、9時~9時半、陸前高田市を視察。 震災遺跡となっている「奇跡の一本松」を見学。f0035232_14385651.jpg

 陸前高田市
奇跡の一本松














 岩手県「 陸前高田市 」 人口:24,246人(2011)⇒ 19,665人(2012年推計)
1.被害状況 死者・行方不明者:1,773名  全半壊:3,341軒
2.現在の状況 仮設住宅入居戸数:2,168戸、見なし仮設住宅戸数:155戸
3.復旧状況 建設予定復興住宅:1,000戸 瓦礫総数:100万t
 10時半~正午、気仙沼市視察。 津波の凄まじさを象徴する第18共徳丸(355t)を見学。 港から1Km以上内陸に入った地点まで流された巨大な船に驚くばかりだった。
 気仙沼漁協の説明で、漁港の復旧状況を視察する。f0035232_14411744.jpg
気仙沼市
第18共徳丸
(355㌧)f0035232_14421173.jpg






























  宮城県「 気仙沼市 」 人口:74,247人(2011年)
1.被害状況 死者・行方不明者:1,368人
2.現在の状況 仮設住宅入居戸数:約3,500戸(1万人以上)
3.気仙沼市のGDP半減 2287億円⇒1122億円 失業者:2万人 漁港と漁業の再建が第一
4.行政と市民により復興・再生計画が立てられている。
 13時~、南三陸町・志津川地区を視察。 町職員47人以上が犠牲になった南三陸町防災庁舎を訪れ献花及び焼香する。f0035232_1444457.jpg
南三陸町
防災対策庁舎

を視察














  宮城県「 南三陸町(志津川・歌津) 」 人口:15,309人
1.被害状況 死者・行方不明者:1,098人 全壊:3,161戸 地盤沈下:最大125cm
2.現在の状況 仮設住宅入居戸数:2,274戸
3.経済的被害:1000億円以上
4.津波の高さ:15~20.5m
 14時~、石巻市 大川小学校を視察。 同小学校は児童104人中74名の犠牲者、教師10名死亡という悲劇に見舞われた場所だ。 心から冥福を祈り焼香する。 また、地元の被災者から当時の状況について詳細なお話を伺う。 特に、地震収束後、津波の襲来まで52分間あったにも拘わらず、なぜ迅速な避難が可能でなかったのか。 遺族の心中を察すると、言葉が見当たらない。 しっかりと検証することが何よりも大事である。f0035232_14521932.jpgf0035232_1665311.jpg

74名の生徒、
10名の教職員
が犠牲となった
石巻市立大川
小学校を視察




























  宮城県「 石巻市 」 人口:151,931人
1.被害状況 東北3県で最大 死者・行方不明者:3,927名 全壊:18,900戸 浸水面積:市街地面積の46% 地盤沈下⇒最大120cm
2.経済的被害 GDP 5,791億円⇒2,421億円 水産加工場 2000社が全滅
3.現在の状況 仮設住宅入居戸数:7,928戸 約2万人
 大川小学校を視察後、北上川沿いを西へ向かい、道の駅・上品(じょうぼん)経由、東松島市、塩釜市を視察。
  宮城県< 東松山市 > 人口:40,565人
1.被害状況 死者・行方不明者:1,098名 全壊:5,484戸 地盤沈下:120cm
2.経済的被害 約670億円
3.現在の状況 仮設住宅入居戸数:1,753戸

 17時、JR仙台駅。 大変な活況を呈している。 駅前の商店街で夕食。 名物の牛タン定食を食す。 18:44、仙台発の「はやて」で東京へ向かう。 20時半、上野発の成田行で木下へ。 22時頃、帰宅。
 大変ハードな視察であったが、改めて震災復旧から復興へと向かう大変さを実感した。 被災地は大きな課題を抱えながらも頑張っている。
1.遺体捜索の問題 現在でも2,694名が行方不明者となっている。
2.瓦礫処理問題 
3.地盤沈下とかさ上げ問題  深刻な土不足、人手不足
4.高台移転問題
5.被災地の経済復興への道筋
6.被災者の自立と生活再建問題
7.企業・産業再建及び雇用問題
8.漁業・農業の再建問題
9.巨大防潮堤設置の是非 ハード・ソフトの津波対策
 等、宮城・岩手でも数え上げたら限がないほど問題に直面している。 これに加え、福島県は原発事故対応もあり一層厄介だ。 本県における、津波対策や液状化対策や指定廃棄物問題も大変だが、東北地方を襲った震災の傷跡はあまりにも深刻過ぎる。 まさに、被災地に立てば日本の全てが見える、と感じた次第である。 何としても、オールJAPANで立ち向かわねばならない。
by takinowa | 2013-03-20 22:50


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