12.12.24(月) Eve

 Merry Christmas !!040.gif024.gif
 主イエス・キリスト の誕生を心から祝うものである。 絶対者の想念を抱きつつ、すなわち、神の栄光のため日々精進して参りたい。
 筆者は洗礼を受けていないのでクリスチャンではない。 家は代々天台宗の檀家であり立派な神棚もある。 だが、自分自身の理性を超えた心の深淵に、イエス・キリストの人生へのシンパシー(共感)がある。 ただ、根源的な信仰に至っていないため、キリスト者になるための洗礼を受ける決断ができない。 すなわち、神への信仰について、理性で理解している段階に留まっているのだ。
 だが、今年を振り返ってみても、決してブレることなく、政治ができたのも神の御蔭と思っている。 特に、手賀沼処理場への「汚染焼却灰一時保管」問題について一貫した発言と行動をとることができたのは、信仰とまでは言えないが、キリスト教を理性的に把握すべく努めてきた結果と考える。
 イエスの生涯、聖書、キリスト教におけるリアリティとは何だろうか。 概念を言葉として究極まで煎じ詰めれば、私は < 利他性 > にあると思う。 この一点を、神という絶対者の想念とともに心の奥底に抱いていれば、政治的決断にブレたり発言と行動に乖離が生じることは決してない。

 20~22日までのブログに対し、本日も多くの御意見や感想がメールやFAXで送られてきた。 あらためて、この問題に対する社会の関心の高さを感じる。 有難いことにそのほとんどが、筆者の考え方に共感や支持を示す内容であり、意を強くする。 
 だが、ごく一部に、地域エゴ丸出し系の悪意に満ちた内容や放射線に関する無知からくる感情的反発等々もあり、不愉快極まりないが本事案の根深さを実感する。
 私は決してブレない。 21日付ブログにも書いたが、この度の一時保管及び国の最終処分で万が一、千葉県民に一人でも健康被害が出た際は腹を切る。 これは、議員を辞職するという政治責任に関する比喩的な意味ではなく、文字通り切腹することを宣言している。 
 私は何も格好をつけたくて、威勢のいいことを言っているのではない。 来年以降、千葉県だけではなく、国の責任で行われる中間貯蔵施設や最終処分場の確保について、政治家が覚悟を決め責任ある発言と行動をしなければならないから、敢えて訴えているのだ。 議員なら誰もが避けて通りたい放射能問題を、決して役所の職員(=官僚)任せにしてはならない。 理屈や綺麗ごとで済む話ではなく、政治家の胆力が試される局面を迎えている。 愛する日本国家と国民のため、必要とあれば自らの命を差し出す気構えを示し、当該地区住民の前に立つことが求められるということを強く申上げたい。 民衆との直接対話という、まさに国民の矢面に立つ覚悟が問われているのである。 絶対にブレたり、逃げてはならない。
 本音を申上げれば、放射能事案の場合、感情的な反発に迎合して「反対!!!」と叫び自らの立場設定を行うことが楽である。 また、物事を大局的に判断し、責任ある発言をするのではなく、物理的時間の経過により事態の鎮静化を待つ「沈黙」という手法を取る議員も多い。 だが、この手の議員は、マックス・ウェーバーのいう天職としての政治家ではなく、< 商売としての政治家 >と断定したい。

 終日、事務所で仕事、来客の対応。 県議会リポート・第17号の校正作業。 
 師走の総選挙も終り、千葉13区で白須賀貴樹支部長を無事当選させることができたものの正直、矢吹丈や星飛雄馬的なバーンアウト(燃え尽き症候群)状態が続く。 先週火曜から毎月恒例の駅頭県政報告活動を再開したが、アドレナリンの上昇も感じられない。 とはいえ、政治に携わる者に休息の暇(いとま)はない。 来春の知事選を越え、勝負は7月の参院選だ。 年末年始も関係なく、歩き続け頑張り抜くしかない。 
 「真白な灰だけ・・・」とはよく言ったものだ。 明日以降、汚染焼却灰一時保管施設への搬入が無事粛々と進むことを願って止まない。
by takinowa | 2012-12-24 15:52


<< 12.12.25(火) Mer... 12.12.23(日) 天皇誕生日 >>