06.04.16(日)

 朝、民放で一週間の出来事をまとめた報道番組を見た。鹿児島で高速船と鯨が衝突し、たくさんの乗客が重軽傷を負ったというニュースには驚いた。このことについては、鯨が増えすぎたこととの因果関係を指摘する識者もいる。もうそろそろIWC(国際捕鯨委員会)の鯨捕獲禁止に対し、国家として明確な意思表示をすべきと思うのは私だけであろうか。鯨一頭が一日に食う魚の量は4トンに上るという。魚の生態系が乱れるのはいうに及ばず、今後もこのような事故が起こるかもしれない。(昨年には博多~釜山高速フェリーでも衝突事故があった)しっかりとした鯨対策を考えてほしいものである。
 又、先週教育基本法改正案の愛国心の表現について「伝統と文化を尊重し、それらを育んできた我が国と郷土を愛する」との文言で自公が合意とのことである。改正自体私には異論はない。しかしながら、現政府の進める社会・経済政策(小泉=竹中路線)はまさに新自由主義であり、学校(家族、地域、企業、国家etc)を含め共同体の基礎を掘り崩していると私は考える。市場原理主義社会では、歴史、慣習、伝統、文化、が堆積した共同体(ゲマインシャフト)は、まさに改革されるべき「構造」にあたるのであろう。経済学的に新自由主義は、新古典派、マネタリズム、合理的期待形成説といったところで整理される。また政策的には、「規制緩和」であり「小さな政府」である。いずれにしろアングロサクソン発の個人主義を背景にしていることは言うまでもない。小泉首相や武部幹事長が叫ぶ「官から民へ」といったスローガンも、まさにこの理屈である。私には彼らの言葉が「公から私へ(集団から個へ)」としか聞こえない。今回の教育基本法改正論議と自公が進めている社会経済政策とは、あまりに正反対である。「絶対矛盾の自己同一」(京都学派・西田幾多郎)とでもいうのだろうか。私が考える保守の立場からは決して容認できる話ではない。
 10:30、イオンモール竣工式に山崎市長、川村議長、角頼商工会長らとともに来賓として出席。11:30、懇親会。同じテーブルだった県企業庁の職員らと、ニュータウン見直し問題で意見交換。土地利用等の都市計画について、率直に意見を言わせて貰う。現状認識や基本的考え方にそれほどの差はないと思った。
 13時、ジャスコ店、モール店で会社の仕事。モールのニューヨーカー店の準備もほぼ完了したようだ。14:30、ジャスコの軽食コーナーでおろしハンバーグ定食(730円)。20:20、帰宅。21:20、夕食。ロールキャベツ、ポテトサラダ、焼鳥、コロッケ等。明日から三日間、会派行政視察で山形方面に出掛ける。その間新店のオープンもある。来週も忙しくなりそうである。  
by takinowa | 2006-04-16 20:59


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