12.08.21(火)

 終日、事務所で仕事、来客の対応。
 18時、千葉ニュータウン高花。 地元若手経営者との懇談会で県政報告。 楽しく時を過ごす。
 
        県議・滝田敏幸、もの申す! 是は是、非は非(102)
          【 「」はどこへ行ったのだろうか 】

 2011年の東日本大震災以降、「絆」という言葉が頻繁に使われるようになった。 流行語大賞や清水寺が選定する平成23年今年の漢字にもなったと記憶している。
 震災後、多くの日本人は、同胞意識というか、絆の社会が成立したような共同幻想に陥ったのではなかろうか。 だが、どうだったのか。 もし、本当に「絆」ができているのだったら、瓦礫処理の押し付け合いや中間処理施設、焼却灰一時保管の問題が解決しないのはおかしな話だ。 「『絆の物語』は新しい時代を築くストーリーにはならなかった、とそろそろ冷徹に認めなければならない時期」(佐藤優)との指摘は正鵠を射ている。
 「困った時は御互い様」の精神で、「自分さえ良ければいい」の利己主義に打ち勝たねばならない。 筆者としても、罵詈雑言や風評に対し、逃げも隠れもせず正々堂々闘って参りたい。

 ナオミ・クライン 著 / 幾島幸子 訳 「 ショック・ドクトリン 惨事便乗型資本主義の正体を暴く<下> 」(岩波書店・2,500円)を読む。 カナダのジャーナリストで反グローバリズム運動家、ナオミ・クラインの新自由主義批判の本。 70年代のチリのピノチェット軍事政権、サッチャリズム、レーガノミクス、ブッシュのアフガン、イラク戦争、カトリーヌ、スリランカ津波、ガイダル改革、ポーランド・・・等々、 国家と資本が一体化したショック療法の実態をレポート。 ミルトン・フリードマン及びシカゴ学派を目の敵にしているが、理論的批判はなし。 左翼的で陳腐な言説は時代遅れの感あり。 同じ左翼陣営でもアントニオ・ネグリが提示する「マルチチュード」の概念の方が興味深いし、余程、知的レベルも高い。 上下巻併せて約700頁のヴォリュームで、5,000円と高いし、あまり御薦めはしません。
by takinowa | 2012-08-21 21:21


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